| 2009年8月1日(土) |
青森県産業技術センター弘前地域研究所は、りんご研究所と共同で、効率的なリンゴ品種の開発を目的に、DNA解析による遺伝子診断研究に取り組んでいる。 リンゴは通常、異なる親木の交配から育種を始めるが、受粉してから実がなるまで5〜6年を要する。さらに、実ったリンゴの品質も目標に及ばないものが多く、新品種として世間に出るのは、実がなるまで栽培した数千株に一つ程度の割合でしかない。リンゴの品種開発には、多大な労力と相当な年数を要するのである。 しかし、遺伝子を診断すれば、実がなる前に果実の形質を予測できるため、目標とする株を効率的に選ぶことができ、育種の手間を大幅に省ける。当研究所は、既に果皮の色づきを制御する遺伝子を解明しており、苗木の段階で実の色を赤系と黄・緑系とに判別できるようになった。 現在、食味、収穫時期や病害虫の抵抗性などの遺伝子解析に取り組んでいる。交配から結実までの選抜過程の作業効率を現状の5倍程度に高め、良い品種を数多く世に出すことを目指している。 この研究についてご質問がありましたら、お気軽にお問い合わせください。 ▽問い合わせ先=青森県産業技術センター弘前地域研究所・研究管理員・初山慶道(電話0172-32-1466、eメール=yoshimichi_hatsuyama@aomori-itc.or.jp)※「@」を半角にしてください |