2009年7月4日(土) 東奥日報  

あおもり注目技術・研究

■ ヤマノイモ新品種の加工品/健康食品開発目指す/県産業技術センター弘前地域研究所

 本県特産のナガイモは、生食用の「カット・パック」や「とろろ製品」などに利用されることが多い。しかし最近は、調理済みの多様な冷凍・レトルト加工品へのニーズが高まっている。

 これを受け、青森県産業技術センター野菜研究所は、加工向けヤマノイモ類の育種に取り組み、ナガイモとツクネイモを交配した「つくなが1号」(2008年4月品種登録出願済み)と「E10−709」を開発した。これらの新品種は、通常のナガイモに比べ糖度や粘度が高い。多糖類等も豊富と考えられ、機能性食品としての有用性が期待される。

 そこで、弘前地域研究所は09年度から、野菜研究所と共同でヤマノイモ類の新品種を活用した加工製品を研究開発することとした。

 研究では、新品種と在来のヤマノイモ類の成分を比較し、その特性から健康食品としての効能を確認。加工適性と利用法の検討を通じて、付加価値の高い加工製品を開発する。さらに、機能性成分を増やす栽培・貯蔵方法を研究し、高い品質を持つ生産物を安定供給する体制を整える。

 県は「あおもり農工ベストミックス新産業創出構想」を掲げ、「農」「工」分野の連携・融合による新産業の創出、育成を進めている。弘前地域研究所は、構想の実現に役立つよう、本研究を県内企業との共同研究、事業化に発展させ、ヤマノイモ類の消費拡大を通じ、県内産業の振興に貢献したいと考えている。

 この取り組みに興味のある方は、気軽にお問い合わせください。

 ▽問い合わせ先=青森県産業技術センター弘前地域研究所主任研究員・岩間直子(電話0172-32-1466、eメール=naoko_iwama@aomori-itc.or.jp)※「@」を半角にしてください



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