2009年4月11日(土) 東奥日報  

あおもり注目技術・研究

■ リンゴで美容製品/抗老化・保湿成分を活用/県産業技術センター弘前地域研究所

 市場に出回る県産リンゴの多くは、食味を重視して育種された品種が多い。ほとんどが生食やジュースの原料として販売されており、食用以外の新たな需要開拓が求められている。

 青森県産業技術センター(旧青森県工業総合研究センター)は、リンゴをはじめとした本県の農林水産物が持つ機能性や新たな加工技術について、研究開発を重ねてきた。この中で、リンゴは抗酸化物質等を多く含み、美容製品の素材として高い有効性が確認されている。美容製品の市場では、消費者の安全・安心志向を背景に、植物系素材が脚光を浴びており、リンゴのような天然植物を原料とした美容製品は、大きな市場へと成長することが期待できる。

 そこで、当センターは二〇〇九年度から工業部門と農林部門が一体となって、リンゴを活用した美容製品の研究開発に取り組むことにした。

 具体的には、食味よりも美容製品の素材としての機能を重視し、果肉をはじめ未熟果、葉、種子までを研究対象とし、優れた品種を選抜。さらに、それらの品種に含まれる抗老化機能や保湿効果などの成分と利用技術に関する研究を進める。

 県では、医療・健康福祉関連分野における産業化を目指す「あおもりウェルネスランド構想」に基づき、美容製品分野でも産学官連携を進めることとしている。得られた研究成果を県内企業との共同研究に発展させ、一つでも多く事業化につなげたいと考えている。

 この取り組みに興味をお持ちの方は、気軽に問い合わせていただきたい。

 ▽問い合わせ先=県産業技術センター弘前地域研究所主任研究員・岩間直子(電話0172(32)1466、eメール=naoko_iwama@aomori-itc.or.jp)※「@」を半角にしてください



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