東奥日報 特集


新型インフルエンザ 家庭での対策
■ 患者にマスク、部屋は別/見舞い断り1人が看病

 首都圏でも高校生の新型インフルエンザ感染が確認された。今後各地で患者が増えてくると、重症者以外は自宅での療養が中心になりそうだ。国内の患者は今のところ、高校生など若い世代が多く、家族が看病することになる。米疾病対策センターの資料などを基に、家庭での看病のコツをまとめた。

 まずは患者にマスクをさせること。インフルエンザウイルスは、患者のせきやくしゃみのしぶきに混じって大量に排出されるが、くしゃみなどの勢いで二メートル程度は飛ぶと言われている。マスクをすれば、飛び散るのがかなり防げる。

 ほとんどの患者に三八度以上の高熱がみられるので体力の消耗は激しい。十分な睡眠が欠かせないが、患者を寝かせる部屋は家族と別にする。部屋のドアは閉めておくが、窓を開けるなどして換気はこまめに。脱水症状を起こさないよう、水分の補給にも気を付けたい。患者が使ったティッシュなどは、ふた付きのごみ箱に捨てる。

 可能なら患者と家族が使うトイレは別にする。便などからウイルスは見つかっていないが、せきなどでトイレの室内にウイルスが付着している可能性があるため、トイレは毎日掃除する。

 他人に感染させる恐れがあるのは、症状が出る前日から発症の七日後までといわれる。この間の接触者をできるだけ少なくするのが大事なので、見舞いは断ろう。看病する家族も、できれば大人一人に絞るのがいい。ただし妊婦は、感染すると重症化のリスクが高いとされるので避ける。

 同居の家族は、全員がせっけんを使いこまめに手洗いをする。特に、患者に近づいたり同じトイレを使ったりした後が大事だ。厚生労働省は、家族もマスクを着用するよう勧めている。

 患者のタオルやシーツは、家庭用洗剤を使えば家族のものと一緒に洗って問題ない。ただ、汚れた洗濯物を両手で抱えると、洗濯物に付着したウイルスが鼻や口から体内に入って感染の恐れがあるので、やらないこと。汚れた洗濯物を触った後はせっけんで手を洗う。患者が使ったはしなどの食器も、水だけでなく洗剤で洗う。

 家族にせきなどの症状が出たら感染しているかもしれない。いきなり医療機関に行かず、まず保健所などの発熱相談センターに電話し、どこで受診すべきか指示を受けよう。


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