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初の新型インフルエンザの国内発生が十六日、確認された。人から人に感染が広がっている恐れも指摘され不安の声も。「冷静な対応を」と呼び掛ける国立病院機構仙台医療センター(仙台市)の西村秀一ウイルスセンター長に、注意点などを聞いた。Q 周囲に感染者が出た場合の対応は。 A これまでの報告だと、それほど重い症状にはならないとされている。注意は必要だが、通常のインフルエンザと同じように対応すればよいだろう。手洗いやうがい、マスクの着用、人込みを避けることなどだ。特別な対策は何もない。 Q 疑われる症状が出たときの対処法は。 A 米国の症例の報告などによると、発熱やせき、全身の倦怠(けんたい)感や関節痛など通常のインフルエンザの症状が出ている。時に下痢などの症状が加わるようだ。熱が出たからといって必ずしも「新型」とは限らない。地域で流行が始まっていて感染が心配であれば、保健所などの窓口にまず電話をしてみる。 Q 通院時に注意する点は。 A 感染を広げないため、必ずマスクを着けて病院や診療所に行く。高性能なものではなくても、ガーゼのマスクで十分だ。人込みには行かず、学校や会社は休む。通常のインフルエンザに使われる薬タミフルやリレンザが有効とされているので、医師の処方する薬をきちんと服用すれば、心配する必要はない。 Q さまざまな不安が広がっている。 A 隣の家の人が感染したからといって、風でウイルスが飛んできてうつるわけではない。人がいない場所でマスクをする必要もない。過剰に神経質にならずに、理屈に合った行動をすればいい。 Q 今後、気を付けることは。 A 強毒性の鳥インフルエンザ(H5N1型)と混同しないことだ。新型は感染力は強いが毒性は強くないとされている。今後、患者数は増えるだろうが、報道されるのは累積の患者数で、既に治った人も含まれている。自宅の食料備蓄も一、二カ月も籠城(ろうじょう)するための大げさな準備ではなく、感染したときに手軽に食べられるような食品を買い置く程度で良いのでは。疑心暗鬼になるのではなく、冷静に行動してほしい。 |