2010年5月22日(土) 東奥日報  

メイド イン ふるさと

■ 佐々木 善哉さん(板柳出身)/しじみラーメン好評

 おしゃれな飲食店が立ち並び、週末は早朝までにぎわう東京・六本木。佐々木善哉さん(49)=板柳町出身=は串(くし)焼き店「串とろ」を営み、今年で開業8年目を迎えた。

 幼いころから料理に興味があった佐々木さん。高校卒業後、リンゴ農家として汗する日々を送っていたが、料理人の夢を捨て切れなかった。「東京で一旗揚げたい」と39歳で上京。屋台で商売したのち、念願の店を構えた。店の売りは串焼きだが、最近のしじみブームがあってか、「濃厚しじみラーメン」が人気を集めている。テレビや雑誌に度々取り上げられ、ラーメン目当てに来る客が多い。「あっさりしていて、一杯飲んだ後の締めに最適だと思う」

 使っているのは小川原湖産のシジミ。優しくほっとするような香りが、20人ほどでいっぱいになる店内を包み込む。めんは弘前市の製めん屋から仕入れたもの。訪れた客は、おいしそうに口に運ぶ。「青森づくしのラーメン。微力だけど、古里に恩返しできているのかな」と満足げだ。

 昼前から翌日未明まで営業するため、睡眠は1日4時間程度。それでも「体は健康そのもの」という。「派手な格好した若い人が『おいしい』って人懐こく笑ってくれる。その一言が、自分の活力」。開店前、きょうも笑顔が待ち遠しい。

(東京都港区六本木、電話03-3403-9416)




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