2010年3月27日(土) 東奥日報  

首都圏発 あおもりNOW

■ 「心和ませる曲を」/マリンバ奏者・新谷祥子さん(七戸出身)

自宅にあるマリンバで、毎日練習に励む新谷さん
 木琴の一種「マリンバ」の奏者として活躍する県人がいる。七戸町出身の新谷祥子さん(48)=東京都八王子市在住=だ。活動を始めて20年。最近では弾き語りのライブも始め、人気を集める。「心を和ませるような曲を届けたい」。そんな思いを胸にステージに上がっている。

 新谷さんがマリンバと出合ったのは、国立音楽大学1年のころだ。見た目は木琴とそっくりだが、異なるのは鍵盤の下に共鳴管という金属製のパイプがあること。鍵盤をたたくと、より深みのある音を響かせられるのが特徴だ。「打楽器でこんなきれいな音を出せるのか−と驚き、すぐとりこになった」

 大学や留学を通して10年間、演奏技術などを学び、28歳のときに奏者としてデビュー。以来、国内外で精力的に公演を行っている。

 演奏で印象的なのは、マレットと呼ばれるばちの使い方。片手に2本、ハの字のように握って、跳ねるように激しく鍵盤の上を行き来させる。新谷さんはそこから生まれる美しい音を紡ぎ、自分なりにアレンジした童謡や流行歌を披露している。

 「曲に自分の声を乗せても、面白いのでは」。好奇心旺盛な新谷さんは、2年ほど前からは弾き語りにも挑戦している。低く伸びのある声を乗せ、ライブではジャズ歌手のように振る舞い、好評だ。

 モットーは「人の心を和ませ、優しくさせるような曲を届けること」と強調。「人生にはつらいことがいっぱい。私の曲で、明日への希望を少しでも抱いてもらえたら」と願い、曲作りに励む毎日だ。

 今後も、CD発売やライブを積極的に行っていきたいと話す。

 「全国各地で、聴き手の心を震わせるような曲を奏でていきたい」と意気込みを見せた。




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