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■非日常の世界に踏み入れる 霊場恐山

 


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 比叡山、高野山とともに日本三大霊場に数えられるのが恐山だ。死ねば山に行くという地域信仰が今も守り伝えられている。毎年夏と秋の大祭には死者をしのんで多くの人が訪れる。

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 宇曽利山湖沿いに掛かる太鼓橋。悪人には針の山に見え、渡れないという伝えがある。橋を越え総門を抜けると、地蔵山を背景に山門、地蔵殿が続く。建築も壮大だが、あたりの山々が厳粛な雰囲気を作っている。

 地蔵殿を左に進めば、さっきまでの整然さとは打って変わって岩肌が露出した荒涼とした風景。無限地獄、金堀地獄、重罪地獄など多くの地獄と呼ばれる岩間から火山性ガスが吹き出し、強い硫黄臭が立ち込める。

 道の合間には、死者をしのんで石の山が幾所にも積み上げられている。風車や石碑のほか、故人が大切にしていたであろう品々が供えられている。亡き人への思いが死者をリアルに感じさせる。

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 恐山は地獄の景色だけではなく、極楽の顔も持っている。青と緑のグラデーションが美しい宇曽利山湖に白砂が映える。その美しさはやはり非現実的で、異界にいることを知らせるのだ。



 恐山に続く恐山大湊街道には33ケ所に観音・地蔵尊がある。赤ずきんは毎年衣替えが行われ、すっきりとして薄暗い山道であざやかに目立つ。

 そのうちの一箇所が冷水(ひやみず)だ。ここの湧き水を1杯飲めば10年、2杯飲めば20年、3杯飲めば死ぬまで生きると言われている。暑い最中でもひんやりとしていて、山道を行く人を助ける。



 恐山は朝の6時から入山できる。宿坊があり、泊まることもできるが、6時半からお勤めがある。宿泊者でなくても希望すれば参加可能だ。

◇霊場恐山
■むつ市大字田名部字宇曽利山  ■TEL 0175-22-3825(恐山寺務所・宿坊)
■営業時間 6:00-18:00
■アクセス
 JR大湊駅より車で約30分
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■恐山大祭 秋詣り 10/9〜11日  イタコの口寄せも行われる
故人をしのんだ風車 慈覚大師円仁が開いた恐山 六大地蔵
入山者が自由に入れる温泉 硫黄のにおいと岩肌が続く 山門
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