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2007年5月16日(水) 東奥日報 特集


皇室特集

■ 「苦難の歴史に思い致す」/欧州訪問前に両陛下が会見

写真

※写真=欧州訪問を前に記者会見される天皇、皇后両陛下(14日午後、宮殿・石橋の間、代表撮影)
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映像:宮内庁提供


 天皇、皇后両陛下は十四日、今月下旬からスウェーデンやリトアニアなどバルト三国、英国を歴訪するのを前に、皇居・宮殿で記者会見された。

 天皇陛下はソ連崩壊のきっかけとなった一九九〇−九一年のバルト三国独立を「大きな関心を持って見守った」と振り返り「苦難の歴史に思いを致し、文化に対する理解を深め、相互理解と友好関係の増進に尽くしたい」と今回の訪欧の抱負を述べた。皇后さまも「決して捨てることのなかった民族の誇りと、それを支えた伝承文化への理解を深めたい」と話した。

 スウェーデンと英国で「分類学の父」リンネの生誕三百周年記念行事に出席する陛下は、魚類研究の功績からリンネ協会外国会員に選ばれたことに触れ「過分のことと思いましたが、それを励みに研究に努力してきたつもりです」と話した。

 皇太子ご夫妻の国際交流の在り方を問われ、陛下は昭和天皇の名代として訪れた国々を挙げながら「私的に外国訪問したことは一度もありません」とする一方で、「本人、政府、国民が望ましいと考える在り方で国際交流に携わることができると思います」と述べた。

 皇后さまも「(ご夫妻の)希望や思い描いている交流の形が一番大切」とし、自らの考えには言及しなかった。

 外国メディアに「身分を隠して過ごせるならどうしたいか」と問われた皇后さまは、見たかった美術展に行けなかった経験から「透明人間になれたらなと思いました」。昔話の「隠れみの」を使えば「楽しく使えそうです」と笑顔を見せ、学生時代に通った古本屋街を挙げて「もう一度時間をかけて立ち読みをしてみたい」と話した。



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