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| 東北新幹線が全線開業しました。全国から視線が集まる青森県。これを機会に県内各地の良いところを10回のシリーズでさまざまな方からPRしてもらいました。 |
■第10回 津軽の道は全国に通ず
今年12月の東北新幹線全線開通に向け、津軽半島内の9つの道の駅が互いに連携して良い商品で客をもてなそうと2007年結成したのが「津軽半島道の駅の会」。会の開発商品も「わさびチョコレート」で第3弾となった。各駅に、自慢の産品を置く津軽半島コーナーを作って、駅間の産品交流も始められたらいい。さらに全国の道の駅の産品を置けるようになれば。 ◇
アイデアマンで商品開発が楽しくて仕方がない。01年の道の駅つるた開設の時は「リンゴは津軽一円にある。鶴田が日本一の作付け面積を誇るスチューベンブドウを商品の核にしよう」と考えた。一番の売れ筋のスチューベン大福は、濃縮液をあんに練り込んで良い香りと色を出す今の手法にたどり着くまで、3回作り直している。 普通のパンの3〜4倍ある「びっくりパン」は、仙台のデパ地下でミニクロワッサンを買う人を見て「都会の人だな、大きなパンにみんなでかぶりつけばいいのに」と思ったのがヒント。従業員の反対を振り切り売り出したら大ヒットした。 「現在2300ある商品のうち、4割は自社開発商品。従業員31人全員が商品開発を手掛ける。自分たちで作ったものが売れたら本当に面白いよ。原料を自由に使ってサンプル作っていいと話している」。米、大豆、小麦はすべて地元産を使い、「地産地消」を進める。 各道の駅の開発商品をもっと全国に出すために、同会の連携をもっと強化して参加駅も増やしたい。「地元では1日3〜5千円しか売れない商品が、県外に出て5〜10万円売れるようになり、商売の面白味を感じている道の駅もある。繁盛している道の駅から学べることも多い」 新幹線開通では「総合的な地図が必要。2次アクセスには欠かせない。まずそこから」 ▽取材余話 高校卒業後、スーパーのバイヤーに長く携わり、仕入れのプロだった。その後、浪岡、浅虫の道の駅に携わり、「つるたあるじゃは」3つ目。第3セクターであっても、「収益事業が主体」と、地産地消で利益を出すことに厳しく立ち向かう。同じ商売でもバイヤーより道の駅の方が断然楽しいと言う。「売るだけではなく、物を作れるから。これは、ほかには代え難い喜びを生んでくれる」
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