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| 今年12月に新幹線が青森まで開通します。全国から視線が集まる青森県。これを機会に県内各地の良いところを10回のシリーズでさまざまな方からPRしてもらいました。 |
■第9回 青森港編 〜青森 海から見直そう
船誘致のため世界を訪ねると、青森港の評判は上々。日本でもこれほど港と街が近い所はない。港から歩いて市内観光に行ける。さらに県内の主要観光地はどこも2時間以内。津軽三味線、ねぶた、三内丸山遺跡と観光コースもそろう。大型クルーズ船がコンスタントに入港するようになってきた。 ◇
「日本の船会社にも、東北新幹線全通で違う観光ができる、首都圏から新幹線や飛行機で来て、青森を発着港にクルーズをやりませんか、と話を持ちかけている」。日本のクルーズの基地は横浜港だが、クルーズの目的地が北海道だとすると、横浜から船で到着するには2日かかる。それを新幹線で短縮すると大きなメリットが生じる。 「前乗りして青森に宿泊したり、クルーズを終えて青森に戻って来たときに青森周遊のオプション企画もあっていい」観光の舞台となるベイエリアは、青森駅近くに市の文化観光交流施設「ねぶたの家ワ・ラッセ」が建設中で、JR東日本もその隣に観光施設建設を計画している。「既存の青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸とアスパムとの間をつないでくれる。歴史や文化的なものにふれあいながら、土産物や買い物ができる実効的なエリアになれると思う」と期待を寄せる。 「これを機会に青森駅の八甲田丸出入り口を復活してもらえればありがたい。ここから観光をスタートしてベイエリアを周遊して駅に戻ってもいいし、逆に駅東口からスタートして最後八甲田丸から列車に乗ることもできる。人が集まって来れば、自然に出店や飲食店も周辺にできてくる」と青写真を描く。みちのく北方漁船博物館、森林博物館も含めた共通チケットの販売やベイエリア各施設、フェリー埠頭(ふとう)を巡るルートバスの設定も誘客策に挙げる。 海のイベントもこれまで以上に充実させたい。「7月下旬のYASUKATABAYFESTIVAL、ねぶた祭り、海上運行花火大会と流れはいい」。さらに冬場へ向け「1つの方法としてイルミネーションがある。ベイエリアを光で飾る取り組みは面白い。バックの雪の白さに映えると思う」と、アイデアは尽きない。「仕掛けはまだまだ足りない。新幹線開業は青森にとって一大イベント。みんなで考えていきたい」 ▽取材余話 雪が残り風もまだまだ冷たい八甲田丸近くの岸壁で取材したが、コートもまとわず、白い息を吐きながら熱心に質問に答えてくれた。昨年函館まで運行した北前船みちのく丸では、船を所有する館長ながら一番きつい船下層での作業に就いた。「まず、やってみるべし」が口癖で率先垂範が身上。日焼けした肌に豪快な笑い声がよく似合う海の男。明るいキャラクターで、どこにいても人をひきつける。
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