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| 今年12月に新幹線が青森まで開通します。全国から視線が集まる青森県。これを機会に県内各地の良いところを10回のシリーズでさまざまな方からPRしてもらいました。 |
■第7回 八戸・鮫編 〜蕪島の風に乗って
鮫地区には八戸市を代表する名所がある。春になるとウミネコが舞う蕪島、種差海岸を彩る植物、おいしい海の幸、潮騒の音…。見どころがたくさんで、さまざまなことを体感できる。1度来た方も、まだの方も、ぜひ足を運んでほしい。 ◇
かつて水産都市・八戸を支えていた鮫地区。だが近年は水揚げ減少なども背景に、活気がなくなったと言われる。「気持ちの面で元気をなくしている方が多いのが気になります。せっかくある地域の宝物を見失っているのではないかと」 こうした中、地域をもっと知ろう―と昨夏、紙芝居「さめものがたり」を作った。歴史や自然、文化など鮫地区の特徴をまとめたもので、学校や高齢者施設などで披露している。 「鮫地区には蕪島や種差海岸をはじめ、自然や風景、伝統芸能や文化など、素晴らしい資源がたくさんある」。女性だけの集まりから始めた活動だが男性も加わり、現在の会員は、40〜70代の20数人になった。合言葉は「身近なところで、自分たちができる範囲で」。活動を通じ絵やデザインなど会員の得意分野を発見できるのも面白いと感じるという。 今後は紙芝居の内容を基に、蕪島で観光ボランティアガイドをしたいと考えている。また、イベントで会員が着用するTシャツのデザインを改良し、鮫地区のご当地Tシャツを制作・販売する構想も描く。 2002年12月の新幹線八戸駅開業を契機に鮫地区でも、リュックを背負った観光客の姿が増えた。「八戸駅近くで荷物預かりサービスをしている4店の人に聞くと、全国から訪れていることが分かる」 しかし、八戸駅から鮫までのアクセスは複雑で迷う観光客も多かった。そこで案内板をJR鮫駅や蕪島周辺の道路に設置した。「よぐきたなさあ鮫町へ」「蕪島まで あとわんつか」方言を交えた看板は、ベニヤ板にペンキで塗った手づくりだ。 「新幹線全線開業で、一層多くの観光客に来てほしい。今後も一つずつ、さまざまなことに挑戦したい」 ▽取材余話 夫の出身地である鮫地区に住むようになり約30年。「子ども4人を育てる中で、まちを知り、まちに育てられてきた」と振り返る。自宅の机の上に、群馬県に住む長女(25)からの手紙が貼ってある。「地元のため活動している様子を聞くと、私までうれしい。めげずに、お母さんらしくがんばってね」と書かれている。「子どもたちからの励ましがうれしい。家庭が第1、2番目は夫の経営する会社での仕事、地域活動は3番目かな」
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