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| 今年12月に新幹線が青森まで開通します。全国から視線が集まる青森県。これを機会に県内各地の良いところを10回のシリーズでさまざまな方からPRしてもらいました。 |
■第4回 黒石・南津軽編 〜可愛や リンゴのうた
黒石リンゴは収量では県内3位です。でも、「味は県内一おいしい」と青果業者の評価は高いのです。これまで、消費地への長距離輸送や限られた出荷時期など乗り越えなければならない高いハードルがありました。それが、新幹線開業で消費者の方からこちらにやってくるのです。熟した旬のリンゴを味わってもらう機会が増えます。消費拡大のチャンスになると期待しています。 ◇
およそ2・5ヘクタールの園地にふじを主力に作付けしている。ふじは無袋栽培を続けている。「りんご農家も競争の世界です。各自栽培方法に工夫を施し、生き残りをかけてきました。私も一時期、長期保存に適した有袋栽培をしていましたが、やはり食味で勝る無袋を選びました。口に入る物は味が勝負ですから」 しかし、無袋栽培のリンゴは旬の期間が短い。ふじにばかり偏るのでははなく早生種や中生種の物も作付けする。「できるだけ長期にわたって味の良い食べごろのリンゴを出荷し続けたいのです。それに赤い実だけでなく王林や金星といった黄色い実の品種も植えてバリエーションを付けたいと考えています」 新幹線開業はリンゴに限らず農産品の生産者と消費者を間近な存在にするという効果ももたらす。「うちではお歳暮用のリンゴの発送も若干しています。1箱3000円から5000円程度の物を関東、東海方面に送っています。跡を継ぐ娘夫婦はインターネットでの取引も視野に入れています。それに、新幹線で来た消費者が、一番おいしい時期のリンゴを食べて地元に帰って、口コミで新たなファンを増やしてくれる可能性はかなり高いのではないでしょうか。青森の魅力を知る人の輪が広がり、それでわれわれ農家も潤えば願ってもないこと」 ▽取材余話 「市の農業構造改善事業や農業振興地域整備などの協議会で委員を務めたことがあります。リンゴ作りに限らず、農家全部がよりよい暮らしを送れるように地域で活動したかったのです。私たちの住む石名坂地区も含めた市内山間部の山形地区には今年、グリーンツリズム事業を行うNPO法人『くろいし・ふるさと・りんご村』が誕生しました。こちらの活動も陰ながら応援していきたいものです」
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