結集!!青森力 大好き青森県 どんと来い新幹線 動画


 今年12月に新幹線が青森まで開通します。全国から視線が集まる青森県。これを機会に県内各地の良いところを10回のシリーズでさまざまな方からPRしてもらいました。

■第1回 下北編 〜海と生きる

柳田良子さん(60歳 佐井村・福浦)

 ウニ丼 歌舞伎丼 鮭イクラ丼/食べてみへ
  新鮮で美味しい海鮮丼で知られる「ぬいどう食堂」肝っ玉女将
  ■バックナンバー

第1回 下北編
 柳田良子さん(2009.10.25)

第2回 三沢・おいらせ編
 淨法寺朝生さん(2009.11.15)

第3回 十和田地域編
 小野雪絵さん(2009.11.29)

第4回 黒石・南津軽編
 木村藤代さん(2009.12.17)

第5回 北五編
 佐々木嘉幸さん(2009.12.27)

第6回 弘前編
 坂本 隆さん(2010.1.17)

第7回 八戸・鮫編
 野田 継子さん(2010.1.31)

第8回 三戸・五戸編
 西山 光子さん(2010.2.14)

第9回 青森港編
 細川 英邦さん(2010.2.28)

第10回 津軽半島 道の駅編
 一戸 明彦さん(2010.3.14)


 ぬいどう食堂です。下北の仏ケ浦に来たらどうぞ寄ってください。待ってます−。小ちゃな村だからさ、ここまで来てくれるお客さんに、高いものより、美味しくて安いもの食べてもらって、いっぱい、いっぱいきてもらって、この村をにぎやかにすることが一番の夢ですね。

 ◇

 食堂は4月から11月半ばまで営業。福浦のウニ漁は4月〜8月末。この時期、朝3時半には起きて一斉に前浜に出漁。戻ってきたら良子さんは殻むきに専念、漁師の夫清春さん(67)は刺し網漁に出る。

 「午前中に漁から戻った旦那と食堂に帰ってきたら、もうお客さんの車が2−3台は待ってるの。ご飯食べるひまもないときもある」

 ネットを通じ全国に評判が伝わったのは、まず量と安さ。ウニ丼のウニは白いご飯が見えないほど敷きつめられ、刺身、焼き魚、佃煮、味噌汁などがついて1500円。イクラ、アワビ、イカが彩る歌舞伎丼は同じおかずが付き1000円だ。

写真
おいしい海鮮丼を求めて、全国から観光客が訪れるぬいどう食堂。店の由来は、縫道石山から
 だが客はそれより下北の浜でしか知られていない新鮮な海の幸を味わったことに感動する。「この味噌汁を皆さん喜ぶの。味が濃いでしょう。『まるご』という貝、カラス貝と似てるけど違う。岩の真ん中にくっついてるのを、潮のいいときうちの旦那が捕ってくる」。良子さんのテンポのいい丁寧な説明が、魚貝一つ一つにこもった漁師の思いを伝えてくれる。「さっきの埼玉のお客さんも、だいぶ前も来て食べたと話していたね」。良子さんの浜の物語≠聞き食事した客は、どうしてもまた訪れたくなってしまう。

 福浦も他地域同様年々過疎化は進む。「高齢者も多く、介護や世話が心配」と言う。「でもね、村には長男が後継者として残っているから、案外若い人は多い。漁業の後継者はいるんだけど、お嫁さんがね…」

 もっと人が福浦に集まってほしい。その起爆剤に東北新幹線開業を期待する。「これからも毎日、お客さんが来るのを楽しみに頑張っていきたい。お客さんひとりひとりが大事だね。来てくれたことに感謝して心を込めて料理をつくりたい」

 客が来ると店の外に出てあいさつし、帰るときも店の外まで送り「気をつけてお帰り下さい」と頭を下げる。それは店を始めたときから続けている。混んでできないと「すまないなあ」とどうしても気に掛かる。そのまごころが客にも届いている。

 ▽取材余話

 「いやあ『福浦にかさまい』って言おうとしたのに出ないわあ、ハハハ」と動画撮影後、豪快に笑い飛ばす。青森市浪岡から嫁いだ津軽っ子。この地で店を始めて40年。最初はラーメンの小さな店。当初は蒸しウニしか食べる習慣がなく、客に教えられ生ウニ丼を始めた。「父さんから、これからは漁師だけではだめだと言われて始めたの」。感謝の気持ちを常に忘れない。

 
顔写真 ・豊漁よ再び、タラ捕るぞ
中村均さん(50)
(むつ市脇野沢寄浪)

 「漁師という者は、魚が安いと思っても道具さえあれば捕る。大変なんだけどだいごみのある仕事だよ。12月1日はマダラの場取り。期待したいね」

 1989年脇野沢で1300トンのマダラが揚がった時は「何千本も入って網破けるかと思ったよ」と振り返る。当時から父定雄さん(故人)の手ほどきでホタテ養殖を手掛けてきた。市場はだぶつき気味で値段はいまひとつだが、質の良さは定評がある。「皆さんが脇野沢のホタテじゃないとだめだと思ってもらえるイメージを作りたい」

 死ぬまで勉強という父の言葉を糧に漁が戻ってきたマダラに挑む。「負けたくないという意識がないと漁師はやれない」
 
顔写真 ・尻労の海は最高の漁場
川端昭也さん(45)
(東通村尻労・尻労漁協)

 「津軽海峡と太平洋のぶつかる尻労の海は日本でも三本の指に入る最高の漁場だよ。大型クラゲでくよくよしても始まらない。これからは育てる漁業さ」

 今、尻労漁業では若手を中心に研究会を作り、海の環境を整えるさまざまな取り組みを進めている。「なかでも磯焼けしてさっぱりとれなくなったコンブやアワビの養殖を成功させたい。幼いころ見た、浜いっぱいにコンブを天日干ししていた光景を復活させたいなあ」

 尻労の人と町が心底好きだ。「観光施設もないし海以外に何もねえところだけれど、人はあったかいんだよ。来てみなが。一度港に見にくれば分かるよ、きっと」
顔写真品質は大間マグロ一番
伊藤豊一さん(44)
(大間町根田内 長宝水産社長)

 「小さいころからマグロ一筋。釣ったら沖締めし完璧な処理で美味しさ鮮度は逃さない。東京でもほかには負けないブランド。腕と経験で売ってくよ」

 マグロが好きで、釣ってから売るまで取り組みたくなり、「大間超マグロ祭り」初日の23日に自ら釣ったマグロを直販し食べさせる食事処「マグロ長宝」を自宅近くに開店させた。

 「観光客は大間にも来てるよ。沖で釣ったマグロを解体して、皆さんに食べてもらいたい。生に負けない鮮度を保てる新しい冷凍技術を導入したので、揚がらない日も美味しいものを提供できる」。はえ縄漁で捕った傷がなく品質の高いマグロは本当に美味しいと、胸を張る。
 
 
顔写真ナマコは中国で一級品
八戸幹夫さん(57)
(むつ市川内町桧川川代・指導漁業士)

 「川内産の干しナマコは中国の本場では一級品。いま、種苗生産が軌道に乗るところ。量産体制を作りブランドを確立したい。赤貝も美味しい。食べてみて」

 最近、中国の上海、大連、広州などを回って、高級料理店で川内産干しナマコの評判を聞いて驚いた。ミシュランで紹介されたシェフがちゃんと川内の名前を覚えていてナンバーワンだって。食べても本当に美味しい。磯の香りがふわっと漂いこりこりした食感もある」

 前浜で捕れたナマコの鮮度を落とさないのがポイント。「高値で引き取られるように資源管理して品質の高いナマコ生産を次の代まで継続していきたい」と夢を広げている。

次回は11月15日です

 ※動画再生にはAdobe Flash Playerが必要です。 こちらから最新版をダウンロードしてください。


HOME