2009年1月27日(火) 東奥日報 道新ニュース


■ 函館の絵手紙サークル会員・重永さん 似顔絵のゴム印作り好評

 函館市内の絵手紙サークル「赤いポスト」の会員で、深堀町の主婦、重永満恵さん(61)が、知人の似顔絵のゴム印を趣味で作り続けている。サークル仲間や遠方の手紙友達、家族などこれまで四十人分を作り、すべてプレゼントしてきた。「本人に似過ぎると作りながら笑ってしまう」と楽しみながら彫っている。(久保吉史)

 重永さんは二〇〇二年、「絵手紙は絵がうまくなくても描ける」と知人に聞き、赤いポストに入会。日本絵手紙協会公認講師の和田洋子さん(72)の指導の下、絵手紙を始めた。サークルで和田さんは筆で描く絵のほかに、花や動物など年賀状用に使うゴム印作りも教えた。重永さんは〇三年、この延長で、似顔絵のゴム印作りを一人始めた。

 きっかけは、一度も会ったことのない遠方の手紙友達に「自分を分かってもらう」ためだった。自分の顔写真を見ながら下絵を納得がいくまで描き、カッターでゴムを彫った。多少整形をして五、六回彫り直してできたゴム印を手紙の隅に押すと先方から「自分にも作って」と反響が続いた。

 使用する道具は、市販の消しゴム版画用のゴム、カッター、下絵を描くパラフィン紙。写真を見て、顔の輪郭、目、鼻、口元、ほくろ、シワなどの特徴をパラフィン紙に鉛筆で描き、ゴム印に写してカッターで彫る。似顔絵用のゴム印は二センチ四方と小さいため、作業時は専用の眼鏡をかける。「口の中を彫って白くすると笑顔になる」など工夫し、今では三時間で一人分を完成させる。

 自動車販売の営業マンだった夫友義さん(65)も「特徴をつかむのがうまい。営業用の名刺に押していればもっと車が売れたかも」と笑う。

(北海道新聞提供)

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