• トップ
  • » 文化・芸能・暮らし
  • 2017年12月28日(木)

“イイトコドリ”の権化!?「ボンドカー」は男の永遠の憧れである

ジェームズ・ボンド氏が乗るクルマはどれもカッコいい。日本円にして2,000万円は下らない飛び切りの高級スポーツカーを乗り回すのだから、クルマ好きにはたまらない男の夢である。正確に「ボンドカー」とは、007シリーズに登場して、おもに主人公ジェームズ・ボンドが運転する自動車を指す。まさに“イイトコドリ”の権化と言えまいか。

ボンドカーの最初は、1964年のシリーズ第3作『007/ゴールド・フィンガー』で、MI6の秘密兵器開発主任であるQにより開発された「アストン・マーティンDB5」である。(2010年にイギリスの競売大手サザビーズに同車が競売にかけられ、約400万ドル=3.7億円で落札された)。

スパイガジェットをいっぱい積んだ夢のようなクルマで、作品によって車種も、搭載された秘密兵器も異なるが、このクルマの秘密兵器は以下のようになる。

★機関銃
★可変ナンバープレート(ナンバー4711・EA・62(フランス)⇔BMT216A(イギリス)⇔LU・6789(スイス)
★ナビシステムスピンナー
★せり出し式防弾装甲
★携帯発信器ホーマーの受信機(有効距離240km)
★煙幕
★オイル散布装置
★イジェクトシート(緊急脱出用に助手席が飛ぶ)
★攻撃用バンパーガード
★無線電話
★格納庫

などである。

ボンドカーのおもなものは、日本車の代表として登場する、ソニー製テレビ電話を搭載した『007は二度死ぬ』(1967)の「トヨタ2000GT」(現ボンド役のダニエル・クレイグが、ボンドカーのなかでもっとも好きなクルマとして挙げている)、潜水艇に変形する『007/私を愛したスパイ』(1977)の「ロータスエスプリ」(通称ウェットネリー)、遠隔操作出来る『007/ワールド・イズ・ナット・イナフ』(1999)の「BMW・Z8」などがある。

ほとんどの場合、ジェームズ・ボンドの使い方が荒いのか、壁に突っ込む、ビルから転落、チェーンソーで真っ二つになるなどして大破するが、それはボンドが本来ベントレーが好きで、MI6に押し付けられた「他社製のクルマが気に入らないため」だという説がある。

1953年のイアン・フレミングの原作の『カジノ・ロワイヤル』によると、ジェームズ・ボンドの愛車は1931年製4.5リッター「ベントレー・ブロワー」。この愛車ベントレーは「唯一の個人的趣味」であった。

実際に初期の「ボンドカー」は、初代ボンドガールのシルビア・トレンチ(ユーニス・ゲイソン)とともにチラッと登場する、『007/ドクター・ノオ』(1962)の「サンビーム・アルパイン」、『007/ロシアより愛をこめて』(1963)の「ベントレー・マークIV・コンバーチブル」。どっちも超高級スポーツカーというよりは「荷車」のような形状といえる。

シャンパンのボーランジェ、スーツのトム・フォードといった「男の一流品」ばかりを嗜むジェームズ・ボンドだけに、1970年代以降のボンドカーは、高額な契約金を元にタイアップ契約をした契約先(現在はフォード傘下)の売り出し中の車種を使用する例も多い。

しかして、製作会社イオン・プロダクションズのタイアップ第1号は、『甘い生活』(1960) が有名なアニタ・エクバーグ主演の自社が製作した作品『底抜けアフリカ博士』(1963)の立て看板。『007/ロシアより愛をこめて』で、その立て看板の女性の口中にいた敵を、ジェームズ・ボンドは肩を貸してライフル銃で狙撃させる。そして「女の口は恐ろしい」という名セリフまで飛び出すのだ。

最近のボンドカーといえば、『007/スカイフォール』(2012)の、物語の後半にMをスカイフォールまで連れて行く1964年製の「アストンマーティンDB5」、『007/スペクター』(2016)の物語の前半にローマに向かったジェームズ・ボンドが勝手に持ち出したプロトタイプ車両の「アストンマーティンDB10」。

『スカイフォール』のDB5は、映画の終盤に敵への待ち伏せ攻撃に使用して、敵ヘリからの機銃掃射で蜂の巣になり破壊されるし、『スペクター』のDB10は、ローマでMr. ヒンクスのジャガー・C-X75とカーチェイスを繰り広げ、逃走を図ったが最後はボンドが秘密兵器の緊急脱出システムを作動させて操作不能に陥り、川に落ち沈没した。

搭載された数々の秘密兵器はさることながら、惜しげもなく大破されることで、より作品に華を添え価値を高めるボンドカー。その演出のずるさもまた、ボンドカーがいつの世も男の憧れたる所以ではなかろうか。

ボンドカーのように秘密兵器が搭載されたクルマは、ジェームズ・ボンドでもスパイでもないあなたには、必要ないのかもしれない。しかし、そんな秘密兵器を搭載できるような車内スペースや荷室、先進装備を持てるとしたら、どうだろう?

素晴らしい機能とデザイン性を兼ね備えたクルマ。乗りこなし、愛し方はオーナーの自由。そんな“イイトコドリ”な「現代のボンドカー」が存在する。

280馬力。7速DSG。四駆。先進テクノロジー。広さ。ユニークなデザイン。
そんな“イイトコドリ”なクルマ、それがArteon(アルテオン)。
そろそろクルマ選びも、こだわりや見栄に固執した、一点豪華主義みたいなのはやめません?
これからはこういうほうがカッコいい!!
フォルクスワーゲンのいいところ、ぜんぶ。
The New Arteon

“イイトコドリ”の権化!「ボンドカー」は男の永遠の憧れであるByron(バイロン)で公開された投稿です。


【関連ニュース】
小沢剛の「帰ってきた」シリーズ。絵画、音楽、映像による“イイトコドリ”偉人伝!?
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』、一大叙事詩を彩る『アマポーラ』の切ない旋律
イイトコドリのパルコヤは、上野御徒町を変える!!
冒頭の葬儀と、エンディングクレジットで流れるのはマーラーの交響曲第 2 番『復活』
“イイトコドリ”ライフウェア『ユニクロ×イネス』成功の秘訣

アクセスランキング

※30分おきに集計 もっと見る

最新のニュース

モバイルサイトのご案内

ご案内