東奥日報社の本

「北東北のクマゲラ」

 2004年、繁殖期に本州で確認されたクマゲラの姿はわずか5羽だけに過ぎなかった。このままでは今世紀前半、北東北および本州のブナの森から姿を消すことが予想される。

 本書は絶滅危惧種クマゲラの姿を後世にとどめようと、本州産クマゲラ研究会が中心になって編纂。長年にわたり追い続けてきたクマゲラの生活史や生態についての記録写真を軸にこれまでの調査・研究成果や新たに発掘した資料を収録した。付録としてクマゲラの全種類の鳴き声と美しい映像でつづったCD・ROM「クマゲラ歳時記」も添付している。ブナの森の四季の移り変わりや森に暮らす動植物たちの息遣いが美しいカラー写真と音声で伝わってくる。

 本書は絶滅の淵に追い込まれているクマゲラからのメッセージであり、世界自然遺産・白神山地に代表されるブナの森の行く末、人と自然とのかかわりについて深く問い掛ける写文集である。


北東北のクマゲラ


東奥日報社
A4判、角背上製本、124ページ、オールカラー
CD・ROM(パソコン仕様)「音声でつづるクマゲラ歳時記」付き
定 価 :
税込み2,500円
(送料310円)