皆様 こんにちは
観光部では先日、「とうおう旅の友」秋版を発行いたしました。
もうすでにご覧になられた方も多いかと存じますが、この秋の旅行が満載のパンフレットです。
ぜひ、ご覧になりたい!!と思われる方は、観光部へご一報ください。
さて、今日は絢爛豪華という形容詞がぴったりなエカテリーナ宮殿をご紹介しましょう。
宮殿の名となっているエカテリーナ2世は18世紀のロシアの女帝でした。
彼女はドイツ人として生まれ、後にロシア皇帝となるピョートルと結婚します。しかし、ピョートルの思想・行動に反旗を翻し、自ら先頭にたって革命を起こし、ピョートルを退位させ、女帝の地位についてしまうのです。
啓蒙思想に親しみ、教育を重視し、天然痘予防の種痘を誰よりも先に受けるなど、専制君主として高い能力を発揮します。美術品の収集に莫大な資金を投じる一方で、外征で領土を広げました。非常に先進的な思想の持ち主だったそうですが、農奴制の拡大をもたらすなどと、マイナス面もありました。
また、彼女の結婚生活は新婚当初からうまくいかず、エカテリーナは生涯に渡り、愛人たちに囲まれていました。中には政治・軍事のパートナーと称される方もいたそうですが、何十人とも何百人ともいわれる愛人に囲まれる生活など、想像もできないですよね。
エカテリーナ宮殿の外壁の長さは約300メートル。
青い塗装が涼しげなロシア・バロック式の建築です。

外側も素晴らしいのですが、中も豪華。

大広間の金色の彫刻、圧倒されそうな重厚感に包まれます。

オランダで造られたデルフト焼きの暖炉です。高さが4m、幅が1mほどもある巨大なものです。緻密な細工にデルフト・ブルーが美しい名品です。

エカテリーナ2世のドレスが飾られています。

この先は有名な「琥珀の間」
壁一面が琥珀のパネルに覆われた部屋です。

ロマノフ王朝の栄華が反映されていますが、残念ながら、この部屋だけ写真撮影が禁止です。第二次世界大戦にてドイツ軍によって破壊されたのですが、2003年に修復が終わり、現在に至っております。
部屋の内部だけちょっとズームしてみますね。

飴色に輝く植物の樹脂の化石。
5000万年の気の遠くなるほどの歳月がもたらす、偉大な美術品です。
こちらは壁一面が肖像画で覆われた絵画の間です。

古代ローマ風の浮き彫りと壁画がとても美しい緑の食堂の間。

庭園も見事に調和がとれていて、こういう晴れた日には、一日中、散歩したくなります。
エカテリーナ女帝も愛人たちと、このロマンティックな庭園を散策したのでしょうか。

さて、エカテリーナ宮殿から1時間ほどのところに、噴水で有名な世界遺産ペテルゴーフがあります。

1714年、すり鉢状に海のほうから段々とテラス状に高くなる地形に注目した大帝は、この地に水を生かした宮殿を構想し、世界中から建築家や技術師を集め、9年ほどかけて、夏の離宮を建設します。

ペテルゴーフには「上の公園」と「下の公園」があり、その敷地面積は1000ヘクタールという広大なものです。第二次世界大戦以前は800にも及ぶ噴水があったといいますが、ドイツ軍によって破壊され、現在は約150に減っているといいます。
中には仕掛けのある噴水もあり、遊び心たっぷりです。



こちらはペテルゴーフが面するバルト海の最奥の部分、フィンランド湾。

ここから出港すると、フィンランドまで行けるんです。サンクトペテルブルグがモスクワなど他の都市より、ずっとヨーロッパ的なのはこの地理的要因のせいなのですね。
さて、皆様にご覧いただきました、近くて遠い国ロシア、いかがでしたでしょうか?
今回、「百聞は一見にしかずかな?」というタイトルにいたしましたのは、日本人の奥様を持つ、生粋のロシア人に言われたことがきっかけです。
「ロシアで日本人が好きですか?日本に興味がありますか?という質問をすると、8割以上のロシア人は日本人が好きで日本に興味がありますと答えます。
日本で、同じようにロシアに興味がありますか、ロシア人が好きですかという質問をすると、どんな結果になるでしょうか。」
私が初めてロシアを訪れたのは今から20年近く前のことです。
当時、バスはぼろぼろで、シフト部分から発火したこともありました。
スーパーで売っているものも旧ソ連でとれるものばかりでしたし、その品ぞろえや量が十分でない町もありました。
しかし、今はどうでしょう!
町には車があふれ、ひどい渋滞を引き起こし、24時間のスーパーマーケットもあり、スターバックスコーヒーもあります。
露出度の高い服を身に付けた若い女性が町を闊歩しマクドナルドのハンバーガー頬張っているのを見ると、時間が流れ、時代が変わったのだということを肌で感じます。
もっともっとロシアが身近に感じられる日が来ることを願い、「百聞は一見にしかず」なロシアの旅もそろそろ終わらせていただきましょう。
次回は部長の工藤が地元青森をご紹介させていただきます。どうぞお楽しみに!!
До свидания(ダ スヴィダーニァ、さようなら)
小豆畑 理恵















































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