皆様 こんにちは
先日のブログ「ふのり」の章をご覧いただけましたか?
私も一度、ふのり採りに参加したことがありますが、楽しいですね!
ふのりは岩の上3センチほど伸びているものを指先だけでつまんで採ります。1時間ほど採取するのですが、時間があっという間に過ぎてしまいます。そして、お宿ではふのりを使ったお夕食を頂戴します。
ふのりの味噌汁はもちろんですが、ふのり天ぷら、ふのりとイカの塩辛に大根おろしを加え、貝の上で焼く、ふのり貝焼きも美味しいですね。
皆様もぜひ一度、ふのり採りへ参加されてみてはいかがでしょうか?
今年はあと1回ツアーの設定がありまして、まだ空席がありますよ。
さて、本日、ルクソールの「スフィンクス参道」が再建されるというニュースがありました。
ルクソールにはカルナック神殿という神殿とルクソール神殿という2つの神殿があり、その2つはかつて「スフィンクス参道」という一直線の道でつながっていました。
今はこんな感じです。

「スフィンクス参道」とは、かつて1350体のスフィンクスが並んでいた2700メートルの道のことです。
この道を再建させようという地元の声により、その参道の上に建っていた家々を撤去・移転させ、3000年以上前に作られた道を復興させようとする一大事業です。
これらの事業に約10億円のお金をかけるそうですよ。完成したら、素晴らしいでしょうね。
ルクソールは東岸と西岸に分かれております。
東は生ける者の都「アクロポリス」、そして西は死者の都「ネクロポリス」と呼ばれていました。
今日は前者のカルナック神殿やルクソール神殿のある、東岸をご案内しましょう。
カイロからルクソールまでは670km。青森=東京間とほぼ同じ距離です。
でも、一番大きく違うのは雰囲気。
ルクソールはのんびりです。
北のカイロやアレクサンドリアは人も車も多く、渋滞もあって混沌としているのですが、南の方へ来るとこんな感じ。

神殿の入口もこんな感じ。倒れたスフィンクスか!と思いきや、寝坊すけのワンコ(もう、10時過ぎているのになぁ)。

では、カルナック神殿からご案内しましょう。
エジプト最大の神殿、それがカルナック神殿です。
カルナック神殿と一言でいいますが、実はこの神殿は複数の神殿複合体です。その中の一番大きなアメン大神殿は東京ドーム6.4個分の巨大な神殿です。
第1塔門を抜けると、第1中庭に出ます。

ラムセス2世の像の脇を通りますと、そこは大列柱室です。

134本の列柱の上部は花が咲いているような形、つまり開花式と呼ばれております。

ちなみに、この花はパピルスの花をかたどっているのですよ。
パピルスはよくエジプトで紙のように使われていましたが、これは和名でカミガヤツリと呼ばれる植物です。
私自身、日本でこの植物を見かけた事がないのですが、真っ直ぐなサトウキビで上の部分がススキの穂と想像いただけたらわかりやすいと思います。
中央通路に面している12本の列柱の高さは21メートル、他の列柱の高さは約13メートル。
美しいレリーフが残っています。

上部には3000年以上前のオリジナルの色が残っていました。

大列柱室を抜けると、2本のオベリスクが立っています。

ハトシェプスト女王のものとトトメス一世のものです。
左のオベリスクはハトシェプスト女王のお父様、トトメス一世のもので高さ21.8メートル。
右はハトシェプスト女王のオベリスクで高さ約30メートル、重さ380トン。
東大寺の大仏様とほぼ同じ重さです。

しかも、これをさらに南のアスワンからナイル川の氾濫時期に船で運んできたというのですから、驚きです。
神殿の建物から出たところに、フンコロガシの一種、スカラベの大石像が置かれています。

この像の周りを3回まわると願いが叶うとか...。皆、くるくる回っています。

さて、ルクソール神殿もご紹介しましょう。
この神殿は主にアメンヘテプ3世とラムセス2世の二人のファラオによって建造されました。
神殿の入口には1本のオベリスクが立っています。

高さ25メートルありますが、かつてこれは対になっていました。もう一本のオベリスクは1836年、フランスに贈られ、パリのコンコルド広場に立っています。
2体の座像はラムセス2世です。

座像の足元を横から見ると、二人の人物の間にレリーフがあるのが確認できますでしょうか?

下の部分がパピルス、上の部分は蓮になっています。
つまり、パピルスは下エジプト、蓮は上エジプトを表していますから、このファラオは上下エジプトの王であるという事を象徴しているわけです。
中に入るとツタンカーメン王と王妃の像が置かれています。

ツタンカーメンの戴冠式もこの神殿で行われたそうです。
さらに奥に進むと大列柱廊を通ります。

掃除の方たちものんびり。

この大列柱廊の壁にはさまざまなレリーフが彫られていますので、ご紹介しましょう。
「イナバウアー」と現地ガイドのゴマちゃんは呼んでいましたが、ダンスをする人たちの様子。

当時の農作物も彫られています。

神殿を出て、ちょっとナイル川を眺めてみましょう。

ホテルの私の部屋のベランダから撮ったルクソールの町の様子をご覧ください。

馬車が観光のお客様を乗せて走っています。
中央の塔はイスラム寺院の尖塔、ミナレットです。

イスラム教の人々は1日5回祈りを捧げます。
祈りの時間の前には、ミナレットにつけられたスピーカーから大音量のアザーンと呼ばれる「アッラーフ・アクバル(神は偉大なり)」の呼びかけが町に響きます。
1回目の早朝のお祈りの時間、まだまだ外は真っ暗です。5時前だったような気がします...ですから、エジプトを旅行すると、早寝早起が自然と身についてしまいます。
次回は、ルクソール西岸をご紹介しましょう。 (あ)


