カリメーラ!
ボンジョルノ!
おはようございます!
ギリシャ語、イタリア語、そして日本語で「おはようございます」を申し上げました。
先日、ギリシャを訪れた時、11月だというのに気温は20度を超えていました。
暖か~い、そして空の色が真っ青ね~など、お客様の声もギリシャの柔らかな日差しに溶けてゆきます。
さて、今日は首都アテネをご紹介しましょう。
アテネの名はギリシャ神話の中に出てくる知恵の女神アテナにちなんでつけられたものです。
ギリシャ北部にあるオリンポスの山(海抜約2900m)はいつも頂上が雲で覆われており、古代ギリシャ人たちはこの雲峰に神々が住んでいたと考えていました。それが、ギリシャ神話です。ギリシャ神話にはたくさんの神様が出てきますが、なかなか俗っぽい神様もいて楽しいです。
最高神であるゼウスは天と雷と正義の神様なのに、浮気っぽい。
その奥様のヘラは結婚、出産、育児の神で、嫉妬深い。
ゼウスは6人兄弟で、兄2人、姉3人の末っ子です。
兄は海と河川、泉、地震の神で短気で怒りっぽいポセイドンと地下と死者の神で冷酷非情かつ厳格公正であるハデス、姉は植物と穀物、豊穣と収穫の女神デメテルと家族と都市の保護者であり穏やかで慈悲深いヘスティア、そして姉であり妻であるヘラ。
ギリシャを訪ねるとたくさんの神殿の遺跡を目にします。その中でも、都市国家防衛の役割を果たし、聖域であるアクロポリスにはパルテノン神殿がそびえています。
アクロポリスとは古代ギリシャの都市国家・ポリスのシンボルとなった小高い丘のことです。

では、聖域への入口である、プロピレアを通りましょう。

ちょっと上を見てください。門の内側が黒く変色していますね。
これは自動車などの排気ガスです。大気汚染の影響がこんなところにも...
パルテンノン神殿はゼウスの娘、アテナに捧げた神殿です。長さ約70m、幅約30mとドーリス様式を用いた素晴らしい神殿で、紀元前432年に建てられました。

ドーリス様式とは、柱身が太く20本の溝があり、遠くからでも真っ直ぐに見えるよう真ん中を膨らませている様式のことです。

神殿に続く丘にはオリーブの木々が生い茂っております。
そろそろ収穫の時期を迎えるオリーブがたくさん実っております。
展望台にはギリシャの国旗が掲揚されています。

毎朝、国旗掲揚の為の儀式があります。その儀式をする若者たちは、皆、いわゆるギリシャのイケメン揃いで、民族衣装を身に纏っております。

パルテノン神殿の北側にはエレクティオン神殿があります。

ちょっと陰になっているところにはカリアテッドと呼ばれる6人の女神の柱がならんでいるのが確認できますか?
完成は紀元前406年ですから、約2400年前に完成していたことになります。
気が遠くなりそうです。
アクロポリスから見るアテネの町は白くて、この丘をどこからでも見ることができるよう、高い建物がありません。

丘の上から見える建物を紹介しましょう・
亡くなった妻の思い出として大富豪ヘロド・アティクスが161年に建てた音楽堂です。5000人を収容し、古代には音楽の競演や朗読コンクールなどが行われて、現在もクラシックコンサートなどが行われているそうです。ギリシャの人にとって、遺跡は見るためだけのものではなく、生まれた時からそこにある建築物の一つであり、自らのルーツですから、遺跡との付き合い方も違うのかもしれません。

酒と演劇の神様ディオニソス、別名バッカスの劇場も見えております。この劇場はギリシャ最古のものだそうです。約1万7000人を収容できる巨大な劇場でかつては舞台の裏に神殿もありました。

紀元前12世紀から続く聖なる丘、アテネ人の聖域であり、そして戦争時には要塞としての役割も果たしてきた壮大な遺跡群をブーレエの門をくぐり後にします。

次回は地球のヘソ!?をご紹介しましょう。


