皆様 こんにちは
このアモイ・上海・蘇州の旅も今回のページで最終章となりました。
5日間という限られた時間の中での、3つの街めぐりでしたから、少々駆け足であったと思います。
旅行にご参加いただきました皆様、お疲れ様でした。
旅の終わりは、いつも新たな旅の始まりだと感じます。
この旅の終わりにあたり、旅行中のエピソードを一つご紹介します。
それは、アモイから上海に戻る航空機の中でのことでした。
飛行機は満席で、私の席はある中国人の少女の隣でした。2列後方には彼女のお母さんが座ってらして、彼女は時々立ち上がってお母さんと話していました。
もちろん、中国語でしたから、私にはちんぷんかんぷんです。
でも、彼女は中学生ぐらいだったこともあり、私は乗務員に「よかったら私が席をお母さんと変わりますよ」と伝え、彼女のお母さんの席と変更したのです。
その時、二人は私に「ありがとう」の言葉をかけることはありませんでした。
その様子を見ていた方は、やっぱりなぁと思われたことでしょう。
旅行中、たとえばトイレが込んでいて並んでいると、後ろから来た中国の方々は並んでいる日本人たちを無視して割り込みをしたり、空港の中で自身が持っていた飲み物などを床にこぼしても、拭こうともしなかったり、現地の方のマナーについて、ずいぶん日本とは違うなぁと感じられたことでしょう。
ですから、さきほどの二人とのやりとりも自然に見えたと思います。
ところが!
飛行機が無事上海に到着し、預けていた荷物を取ろうと空港内で待っていたら、さきほどの少女が小さな紙切れを私に「for you」と手渡したのです。
それが、こちら。

英語で " ありがとう! あなたの笑顔はとても素敵。 良いご旅行を " と書かれています。
今まで、何度も何度も同じように席を替わりました。
でも、こんな形でお礼を言われたのは初めてです。
驚いた私は、このエピソードをお客様方に、バスの中でお話ししました。
たぶん、皆様も驚かれたことでしょう。
時代が変わっていくとは、こういう事を指すのかもしれないなぁと改めて思いました。
かつて「旅は文化だ」とおっしゃっていた方がおられました。
旅は文化であるのと同時に、発見の連続であり、新しい価値観を見出す素晴らしい機会となります。すごいね~、来てよかったね~、美味しいね~、など、感動の種類は様々でしょうけれど、この仕事をしていて良かったと思うのは、お客様が感動されているその現場にリアルタイムで自分が立ち会っているというのを感じる時です。
私自身が感動を覚えるのは、建築物や絵画ではなく、いつも人間です。
人の優しさや温かさ、包容力、赦す心、そういう無限の広がりに感動させられます。
今回も、あの少女が私に紙切れを渡してくれたときの、恥ずかしそうだけれど、きらきら輝いていた瞳に静かな感動を覚えました。
「こちらこそ、ありがとう」
参加された皆様、大変お世話になりました。
重ねまして御礼申し上げます、ありがとうございました。
いつの日か、また皆様にお目にかかれますように。
旅の終わりは、いつも始まり。
今回も無事に帰って来れました。
私が不在の間、バックアップをしてくださった同僚の皆さん、どうもありがとうございました。
(あ)

















