「シムソンズは見たことありますか?」という質問をいただきました。
答えは「見ていません」これだけで済ませても良いのですが、
その後に「山浦さんはあの映画の伝説のカーラー小野寺さんや林さんの入れ替わりで
T青森に入ったんですよね。名誉あることです」というコメントに引っかかるものがあったので、
どう返事をしたらいいのか、どこからどこまでを書けばいいのか、
それを書いてしまってもいいのか、ずっと悩み、更新も遅れてしまいました。
今まで私は自分の気持のほとんどを隠してきました。
そうしているうちに自分の追い求めていたものは何だったのか分からなくなり、
自分がどこに向かっているのかも分からなくなっていました。
どうすればあの頃の自分を取り戻せるのか、ずっと考えていました。
その解決策は、やはり自分に正直になること。
分かってはいたけれど、それは絶対にできない、と自分に言い聞かせてきました。
でも最近は応援してくれている人に本当の自分を見せていないことに嫌気がさし、苦しみも感じ。
たとえ理解してもらえなくても、たとえ不快に思われても
自分の気持ちを知ってもらいたいと思うようになりました。
なので、今日は長くなってしまいますが最後まで読んでいただけたらと思います。
わたしが引っかかったのは「小野寺さんや林さんの入れ替わり」「名誉あること」この2点です。
私は取材で「このチームに入ったとき」という言い方はほとんどしていません。
「このチームを結成したとき」という表現をしています。
「明らかに前のチーム青森とは全く別のチームだ」という意味です。
もちろん、前の二人がいたから今の自分はこういった環境でカーリングができる、
という思いはあります。感謝もしています。でも、それだけです。
正直、私は二人の事をよく知りません。数回、話をした程度ですから。
ソルトレイクに出ていたことも、その翌年知ったくらいです。
私は以前のチームにいたとき、自分の理想とするカーリングをしっかりもっていました。
それに向かって努力もしていました。
当時は海外の試合の映像を見ることは難しく、海外の人に焼いてもらったビデオを又借りしたり、
一投一投の石の配置図をインターネットのサイトでダウンロードし、
「ここは、作戦ミスだ」「ここはこっちに置いたほうが良い」「この作戦はこういう意図だ」
など解析し、それを何度も何度も見て作戦を研究していました。
ルールブックも端から端まで、何度も何度も読みました。
男子の日本選手権もほぼ毎試合、観戦し、作戦を勉強しました。
もちろん、女子の日本選手権もビデオを見て研究しました。
人と自分のデリバリーとをビデオに撮り、何度も何度も見て、アップウェイトの研究をしました。
うまくいかないことは何度も何度もあきらめず練習しました。
この当時、これだけの事をやっていた人は他にいたでしょうか。
だからこそ「自分は日本一だ」という自信がありました。
技術的にはまだまだで、下のレベルでしたが、
作戦面では当時の女子の中では誰にも負けないという自信がありました。
だからトリノオリンピックは批判的な目でしか見られなかったし、その直後の日本選手権は
選手として出場するチャンスもあったけれど、あえてコーチとして帯同させてもらい、
当時の日本のレベルを客観的に見て、世界との差がどれだけあるのかを見ました。
その頃、既に私は日本選手権の優勝など目標にしていませんでした。
狙うのは世界選手権でのメダル。自分がカーリングの歴史を変えてやる。
ここまでお話しすれば今のチームに誘われたとき「名誉あること」
という思いではなかった、と分かっていただけるかと思います。
「嬉しい」という思いはありました。それは自分がいつか世界で勝つためには経験が必要だ。
残念ながら当時のチームでは先が見えず、経験も積めない。経験を積むという事に関しては
このチームが一番良い環境だ。その環境に入れる、という喜びです。
しかし一方で「ゲームスタイルは全く違う。この違いに苦しむかもしれない。自分の理想とするカーリングは
できないかもしれない。ひょっとしたら世界で勝つ事の遠回りになるかもしれない」
という不安が9割くらいを占めていました。だからすぐには決断できませんでした。
最後に決断したのは皆のカーリングに対する思いです。
「全てはカーリングのために」
当時、私のチームにそこまでの思いを持っている人は自分以外にいませんでした。
というよりそういう思いになれる、つまりカーリングを全てを注げる環境がほとんどなかったのです。
仕事を最優先させる。将来を見据えて、きちんとした仕事につく。
社会人として、いや常識人として当然のことです。
私だけが常識から外れていたのです。
もしかしたら、社会の負け組一歩手前だったかもしれません。
自分と同じように、カーリングに対して熱い思いを持っている人たちがいるなら
きっと良いチームが作れるはずだ。
こういう思いで青森に来ることを決めたのです。
そして今・・・となると現在時刻深夜1時半で、朝までに書ききれないので
また気が向いたときに・・・そんなときが来れば(笑)
ここまでを皆さんに読んでもらえたらそれで十分です。
理解できない、と思われても仕方ありません。
それでも結構です。これが本当の私ですから。
これ以外は偽りの自分ですから。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
水曜からは合宿です。
オフトレーニングも、後半メニューに変わります。
シーズンは、もうすぐそこまで迫っています。
今できる事を、今しかできない事を、しっかりと。
後悔しないために。
頑張ります!!
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リアルな気持ち |












熱い気持ち伝わりました!
今回のブログ・エントリーに、
山浦さんの、アスリートとしての矜持を感じました。
青森市が、カーリング環境としては
最も整っている…というのは、ちょっと意外な気もしますけど。
自分とは異なるスタイルを受け入れることも
プレーの幅を広げることと割り切っていると推察します。
山浦さんの言いたいこと伝わりました。
深く深く共感しています!
山浦さんすごいよ。やっぱり戦ってる人は言うことが違う。あなたの自信とプライド、それを裏付ける努力に対して心から尊敬致します
僕も含めて一般の人、長野やトリノからカーリングを知った人間にとって(カーリングの)チームというものがどういうものか、その実情をほとんど知らないと思います。学校や会社など、ローカルなつながりの中で結成されてることが多いから、みんな仲が良くて家族的なんだろうなと思っている、というか「思いたい」…日本人は特にそうでしょうね
でも実際は細胞分裂のように離合集散する。それぞれが独立した「個」なんだと理解すべきだと思いました。僕らはT青森をひとつの実体として理想化してしまうけど、それぞれが目標を持って集まっている、戦う個人の集団なんですね。ある種の誤解などでストレスやプレッシャーは相当だと思いますが、ぜひそれに打ち勝って山浦さんの目標を達成してください。すごく感動したので書かせてもらいました☆
合宿
体調に気をつけて、頑張って下さい!応援します^^
カーリング選手としての矜持と、
さらに高い頂を目指すための謙虚な姿勢を感じました。
これからも応援いたします。
何度も拝読いたしました。練習の成果を本番で証明する事が真のアスリートです。悔いの残らぬようにチームプレーを魅せてください。
コメント欄があるブログは山浦さんと本橋さんだけなので、もっともっと本音を教えてください。誠実さは誰も疑いません。御身体に気をつけてくださいね。
今晩は〜、
いかにも気の強い、マヨちゃんらしい記事ですね。
私も小野寺さん、林さんのいたころのT青森の試合も見たことがありますが、
それはそれ、当然ですが昔のことです。
人それぞれ色々なファンがいますから、寛容に受け止めてくださいませ。
しかしこの記事の半分は、以前も何所かで聞くか読むかした憶えがありますが、、。
だだ、カーリングで「作戦」は勝敗を決めるほんの一部でしかないと思いますが!?
それにばかり固執していると、もっと大事な事が見えなくなってしまいますから、
いつも謙虚に余裕をもったニュートラルな気持ちで過ごしてくださいね、
それが強さを手に入れる、近道だと思いますよ。
しかし、日本で一番恵まれた環境、日本で一番しばりの多いチーム、
日本で一番プレッシャーのかかるチーム、少なくとも日本では勝つことを宿命づけられた「T青森」ですから、ついつい作戦面なんかより、確率のゲーム運びに流れてしまいがちな感じもいがめなせんが、、。
とにかく来シーズンは、青森もバンクーバーにも観戦・応援に行きますんで、
またさらに新しいT青森を見せてくださいね!!!!!
山浦さんのカーリングに対する熱い思い!
強い意志の持ち主ですね☆
山浦さん『らしさ』を失わずに自然体でいいですよ☆
合宿もスタートしましたね!
悔いのないよう、二度とない人生!
思う存分、カーリング道に専念して下さいね☆
応援しております!
ファイト!
トリノ五輪のあと、カーリングの競技環境が変わったことは確かだと思うし、今の状況がある。でも、それは山浦さんにはどうにもならないことです。気にする必要は全くありませんよ。
カーリングに対する山浦さんの熱意が十分伝わりました。でも、悲しいけど一人だけではカーリングは出来ませんよね。いくら努力しても、周りの人が支えてあげないと続けることが出来ない。
チーム青森に加わることに、葛藤があったんでしょう。全く知らない土地。新しい人とうまくやっていけるか。プレッシャーは想像以上、いや言葉では表現できないぐらい、ナイアガラの滝のような激流。そんな状況でよく入っていけましたね。
山浦さんは強い人かな。でも、弱さもある。少しぐらい弱いところがあってもいいなぁと思うが、それでは世界に通用しないのかな。やっぱり勝負の世界は厳しいんですね。
あなたの努力が報われることを信じてやみません。近くで見ている人は皆さん分かっていることでしょう。自信を持ってカーリングに打ち込んでくださいね。
良し、良し、それで良い
それくらいの思いを持ち、強い意志を貫いて、チーム内でも堂々と意見をぶつけ合ってほしい
特にT青森は一人の独善的なプレーにブレーキを掛けることができず、大事な所で躓く傾向があるからね
スキップの萌絵ちゃんは言いたいこともグッと胸の内に堪える傾向があるから、麻葉ちゃんが高い志を持ってしっかり意見を言ってほしい
2007年世界女子カーリング選手権を青森で観戦した際に、最も印象的だったのは強豪国の選手が大声で意見を戦わせていることでした
特にデンマークのデュポン姉妹は強烈でしたね
別に外国チームの真似をする必要もないけど、新しいT青森としてのアイデンティティを確立するためにも麻葉姉には期待大です
先ずは秋の大会に向け、練習と体調維持に専念できますよう期待してます
自分はどうやって有給休暇を取得するか、旅程と旅費をどうするか検討中です
新加入=進化NEWって事で・・・・・・・・・・・・・いいかな?
山浦さんが青森に参加された時そう思いましたよ
次はどんな事をしでかしてくれるんだろう?ワクワクしてました
実際、ドキドキすることがいっぱいの3年とチョット(世界選手権とかね)
来シーズンもオリンピックも何かしでかすんじゃないか(良い意味で)と思っておりますよ
御本人様たちもドキドキ・ワクワクのシーズンインになると思われますが
見ている私達も一緒にドキドキ・ワクワクです
皆で一緒にバンクーバーへ行きましょう!
今になってこれだけの内容の告白。 今だから、なのでしょうか。
未だに言われることにストレスを感じられるとは思いますが、二人の先輩に関してはニヤリと笑って「感謝してます。」で良いのでは。お二人が青森に来て、去ったことで今の山浦さんの道が開けたことは事実ですし。 だからと言って今のチームが4年前のチームの尻尾でないことは誰の目にも明らかですから。
それまでのことなどは一切関係なく、バンクーバーは今の5人のもの、そして山浦さんのものです。 誰かのために、とか、何かのために、なんてそれは後から他人が勝手に決めることですよ。 最後は自分が勝ちたいから、でしか自分を前に進めることはできないと思います。
前後左右上下裏表どこから見たとしても山浦さんであることには違いないのですから、山浦さんは山浦麻葉さんでいてください。
バンクーバーの会場のアイスの上で、この告白の「結論」を見せて頂けることを期待しております。
大丈夫だよ。分かってる人はいるから。
ちゃんと見てくれてる人が、いるから…。
キャロップからきた理由。寺田さんが抜けた事情。石崎さんが加入した事。
それぞれに理由と必然があるのだと思う。
一人、メンバーが変われば…戦術から何もかも変わるんだからね。別物だよね。
とにかく、一年切った今は前を向いて…やる事やろう。
そして、シムソンズからやっと認知されはじめたカーリングの環境。麻葉ちゃんが一番分かってるけど、今度の五輪は大切だよね。
個人としてはもちろん。一競技として、後世にもたらすものは大きいはず。
背負うものは大きいけど、北島選手のように…でっかければ、でっかいほど自分の力に転化する術を身につけて下さい。
応援してます。
しっかり食べて、体 大切にしてください。
麻葉様、私の質問にご返答ありがとうございます。カーリングの練習や仕事などで忙しい中、たいへん悩ませて申しわけありません。麻葉さんのカーリングにたいする姿勢がしっかりと分かりました。
私は何故、「名誉あること」「小野寺さんや林さんの入れ替わり」と書いたのは、麻葉さんが悩むほどの意味あいがあって書いたわけじゃありません。
私はカーリングについては長野五輪から知る全くの素人なのですが、トリノでの日本女子カーリングチームが7位であっても日本を賑わしたこと。トリノのメンバーがT青森であったこと、そしてこの凄い日本最強カーリング女子チームT青森に麻葉さんが入ったことが凄いといっているのです。
「小野寺さんや林さんの入れ替わり」と書いたのは、入れ替わりという書き方がまずかったと反省しています。私は彼女たちと麻葉さんとは比較は全くしてないです。小野寺さんの著書「カーリング魂」などで知ったのですが、彼女たちは「シムソンズ」で活躍し、元T青森のメンバーあり、トリノ五輪までチームをささえた人たちです。そんな彼女たちがいたチームに入ったのが凄いといっているのです。
「シムソンズ」を観たかい?と聞いたのも、我我素人がカーリングを知る映画でもってこいの映画だったのでただ聞いただけです。誤解をあたえたかも知れませんが、悪い思いでは書いていません。再度申しわけありませんでした。
ご返事ありがとうございました。いま、以上にT青森を応援します。
カーリングって面白そうですね
一度はやってみたいです