2001年1月29日(月) 東奥こども新聞 第4号 特集




■ 苦難乗り越えパラリンピック目指す野沢さん

写真 【青森市浜田小五年・蒔苗寒太郎】  長野パラリンピックのバイアスロンで銀メダルにかがやいた野沢英二さん(51)=青森市筒井八ツ橋。次の大会をめざしてがんばっている。

 野沢さんは三十歳のとき、交通事故にあい、車いすの生活になった。小さいころは、スポーツはやっていなかったが、車いすになってはじめて、シットスキーでの距離競技などのスポーツに挑戦した。

 野沢さんが競技で使うシットスキーは、足が不自由な人のためのスキーだが、体力が絶対必要。いすがスキーにくっついているだけなので、うでの力だけでこぎ、うでの力だけで曲がらなければならない。そのため毎日、うでたてふせを何百回もして、体をきたえている。

 実は野沢さんは、長野パラリンピックの前のソウルパラリンピックにも出ることになっていたが、がんで出られなくなってしまった。そのときは、あと一年の命とせん告されたそうだが、奇せき的に回復した。

 去年は、くもまく下出血でたおれたが、わずか三カ月ほどで、また練習できるまでになったという。

 ふつうの人では考えられない苦しみをいつものりこえてきた野沢さんだが、長野パラリンピックのときは「メダルがとれなかったらどうしようと、ものすごいプレッシャーがかかった。きょうふを感じるほどだった」と話している。

 その大変なパラリンピックに、野沢さんはまた挑戦する。次のソルトレークシティー大会にむけて、きびしい練習をはじめている。

 野沢さんの今のもう一つの目標は「選手を指導して自分と同じぐらいの力をもつまでにそだて、強くしたいこと」だそうだ。

※写真は合宿で、シットスキーの練習をする野沢さん=野辺地町まかど温泉スキー場

■ 青森市の歩道除雪の様子

写真 【青森市戸山西小六年・三上茉莉】  青森市は、歩行者の安全を守るため、歩道の除雪を行っている。とくに、おとしよりや子供たちが事故にあわないようにと歩道を確保している。

 歩道の除雪について青森市役所道路課長の澤村和夫さんに聞いた。

 除雪は主に、小型ロータリー車、ハンドガイドという手でおして除雪する機械、人の力、の三つの力で、市役所からいたくされた人たちが行っている。

 市内すべての歩道を除雪できればよいのだが、どうしても国道・県道につながる歩道、また歩行者が多かったり学校周辺の歩道などに重点をおいて除雪しているという。

 除雪をするときに気をつけたり工夫していることについて澤村さんは「事故をおこさないように気をつけたい。工夫していることは、冬休みが終わり、学校がはじまる前に、もう一度除雪することです。困っていることは、歩道に車をおいたり、物を出している人がいて、除雪のさまたげになり事故の危険があることです」と話していた。

 最後に、私たちに何かできることはありませんか?とたずねると「歩道をせっかく除雪していも、そのあと雪がふったりしてでこぼこになり歩きにくくなったりします。でも、車道は危険なので車道は歩かないで歩道を歩いてほしい」と話していた。

※写真は小型ロータリー車による歩道の除雪さぎょう

■ らくがきをやめよう!

写真 【五戸町五戸小六年・才神真理子】  最近、五戸町の公共施設や商店街などで、らくがきをよく見る。

 五戸町の図書館歴史未来パークは、てんぼう台があり、前にはしばふが広がっていて池もある。このようなきれいな所でも、今はらくがきがふえている。そこで、未来パークの館長大澤正美さんに、らくがきについて、考えを聞いてみた。

 大澤さんは「館内ではできれば、約束やマナーなどの注意を書いたはりがみははりたくない。はりがみをしなくても公共施設でらくがきや、いたずらをしない、などのマナーを守るのは当たり前のことだからだ。よそから来た人がそれを見ると、五戸町の人は、はりがみをしないとマナーを守れない、いわば当たり前のことができないんだな、と思うだろう。それは、五戸町にとってとても哀しいことだと思う」と答えた。

 らくがきをなくすには、どうすればいいかについては「らくがきをなくすには、やはり、みんなできれいにする、という気持ちが大切だ。自分の物ではないから大切にしないのではなく、みんなで利用する物だからこそ、大切にあつかってほしい。個人個人がきれいに使おうと心がければ、きっとらくがきはなくなる」と答えてくれた。

※写真は最近らくがきがふえている五戸町図書館「歴史未来パーク」

■ 多くの人々に守られている平川の白鳥

写真 【藤崎町中央小六年・三浦瞳、浅利志乃】  毎年、藤崎町の平川には二百五十−三百羽の白鳥がやってくる。この白鳥を保護するため、さまざまな活動が行われている。

 白鳥を守る会は一九七一(昭和四十六)年に、初代会長菊池正治さんの提案で結成された。活動内容は、白鳥の朝と夕方のえづけ、けがの手当て、白鳥観察施設「こーやまるくん」の清掃や除雪など、たくさんある。

 四代目会長の浅瀬石福治さんは「白鳥のえさであるパンの確保、雪かき、電線にぶつかったりしてけがをした白鳥の世話、後けい者不足など、大変なことはたくさんある。でも、たくさんの人が白鳥を見に来てくれるとうれしい」と話していた。

 また「今年は『白鳥ふれあい広場』ができたから、去年より見に来てくれる人が増えた。駐車場もできたしね」とも話していた。

 浅瀬石会長が話してくれた「白鳥ふれあい広場」は昨年十一月七日、藤崎町の白鳥飛来地を整備してつくられた。

 以前は、坂が急で、水際に行くと泥がついたりすべったりという状況だったが、ふれあい広場ができてからは、そのようなことは少なくなった。広場には幅一メートルのゆるやかな階段式の護岸とスロープがあり、小さい子供やお年寄り、車いすの人でも水際まで近づき、白鳥にえさをあげられるようになった。

 建設を担当した東北地方建設局藤崎出張所の三浦邦彦所長は「階段をつくったりスロープをつくったり、と人工的な部分もあるが、草を生やすなどいろいろな生物が生きられる環境を考えてつくった。ふれあい広場は、みんなが安心して川や白鳥と触れ合える場にしたい。自分の手からえさをあげられるところまで整備したので、たくさんの方々に利用されることを期待している」と話してくれた。

 水辺が整備され、たくさんの人に守られている藤崎町平川の白鳥たち。藤崎の“白いよう精たち”は三月末まで、ふれあい広場で羽を休めている。

※写真はえさを手渡しで与えられる平川の白鳥たち

■ きれいになった五戸川に白鳥飛来

写真 【五戸町五戸小五年・伊藤早紀】  五戸町の五戸川に、今年も白鳥がやって来た。

 五戸川ははじめ、あまり水のきれいな川ではなかったが、ちらしの配布や呼びかけと町民の努力によって、川にごみを捨てる人が減ってきた。

年々水がきれいになって、コイやフナ、ドジョウなどの魚も少しずつ増え、すめるようになった。

 五戸川に白鳥が来るようになったのは数年前のことで、十羽前後の白鳥が来ていたが、えさがないためか一、二日で飛び去っていった。また、若者のいたずらで石をなげつけられ二、三年来なくなったこともあったと五戸川の近くに住んでいる人が話していた。

 一九九九(平成十一)年一月十五日、五戸橋付近に白鳥四羽が飛んで来た。町内の愛鳥家がせんべいやパンくずを与えて、えづけをしたところ、二ヶ月以上すんでいた。

 今は、七羽の白鳥がすんでいる。昨年の十二月に飛んで来た白鳥たちだ。

※写真は五戸川で休んでいる7羽の白鳥

■ 四こまマンガ「予定」

青森市沖館小五年・藤田 恵 写真


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