2001年1月29日(月) 東奥こども新聞 第4号 特集




■ 「よさこいソーラン」、大間小の新しい伝統に

写真 【大間町大間小五年・熊谷理加子】  昨年から始まった大間小の「よさこいソーラン」。六年生が昨年八月のマリンフェスティバルと学習発表会で発表した。これから伝統として、五年生が受けついでいくのだが、学校はなぜソーランを始めようと思ったのか、五、六年生はどう思っているのかを知るため取材してみた。

 校長先生はソーランを始めた理由について(1)よさこいソーランで、学校生活を明るく楽しいものにしたい(2)子供たちの活動を活発にしたい(3)欠席や病気のない健康な体にしたい(4)いじめや仲間はずれがなく、みんな仲のよい学校にしたいから、と説明してくれた。

 校長先生はまた「五、六年生の練習を見ると、六年生は五年生の手をとり足をとって、やさしく教えているし、五年生は六年生の言うことをよく聞き、楽しそうにおどっていた。いつまでもこんな光景を目にしていたい」と言う。

 五年生は「伝統を受けついで、発表するのはすばらしいことだと思う。たくさん練習して、六年生よりうまいと言われるように、がんばりたい」とはりきっていた。五年担任の先生は「練習をたくさんして、気合いでがんばってほしい」とのこと。

 六年生は「ソーランをすばらしい伝統にするため、五年生にしっかり教えたい。自分たちもたくさん練習して、いつでもソーランの手本になるようにしたい」と言っていた。六年担任の先生は「いっしょうけんめい練習して、ソーランの『輪』が大きく広がればいいと思う」とのことだった。

 今では名前も「北風Jr.ソーラン」に決め、父母や地域のみなさんに協力してもらい、はんてんもそろえた。

 ことしは、受けついだ伝統を立派に発表できるように、そして四年生にしっかりと伝えるため、五年生はけんめいに練習している。

※写真は大間小6年生がおどる「北風Jr.ソーラン」


■ 八戸高校で学ぶ留学生を訪ねる

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【八戸市長者小五年・伊藤佳織】  八戸市の県立八戸高校で、二人の留学生が学んでいる。ドイツ・ベルリン市出身のリン・ヴィルフェルトさんと、メキシコ・エンセナーダ市出身のカルロス・ハシエル・アキーノ・ガルシア君である。二人はともに社会教育団体の言語交流研究所ヒッポファミリークラブ(本部・東京)の高等学校交換留学プログラムに参加し、日本にやってきた。二〇○○年八月から○一年七月までのおよそ一年間、八戸市内の家庭にホームステイして、日本の高校生活を体験している。  リンさんもカルロス君も自分が生まれ育ったところとは全く違う文化を持つ国で勉強してみたいと思い、留学先に日本を選んだという。

 二人が、いま最も楽しいことは、友人たちとのおしゃべりや、一緒にカラオケやショッピングに出かけることで、普通の日本の高校生と同じ生活を楽しんでいる。二人とも「日本に来て本当に良かった」と明るい笑顔で言い切った。

 二人のホストファミリーに話を聞くと、リンさんの“お母さん”の中村智子さん=八戸市小中野=は「ぜひ、日本の文化を知って、友だちもいっぱいつくって、生き生きとした毎日を送り、来たときよりもっとステキな自分になってドイツに帰ってほしい」と言い、カルロス君の“お母さん”の大嶋百香さん=八戸市根城=は「カルロスは一人っ子なので、日本の妹弟や友だちといっぱい遊んで、たくさんの人と出会って、『大きな家族』をつくって帰ってほしい」と話していた。

 二人に日本の小学生へのメッセージをお願いしたら、リンさんは「ぜひ、外国に行ってたくさんのことを学んでみるとよい。新しい人、新しい言葉に出会うというのは、とてもおもしろいから」と外国への留学をすすめていた。カルロス君は「人生は予想がつかないことがたくさんあるから、勉強を楽しみながらがんばれ」とはげましの言葉を述べた。

 リンさんとカルロス君は、異文化の生活の中、たくさんの人々に支えられながら、毎日を楽しく元気にがんばっている。二人は、八戸とドイツ、メキシコをつなぐ大きなかけ橋になることだろう。

※写真は上はリンさんとホストファミリーのみなさん。写真下はカルロス君とホストファミリーの子供たち


■ 英語指導助手に話を聞く

写真 【五所川原市長橋小五年・斉藤千愛】  「夢を持ちましょう。その夢に向かってがんばれば、きっとその夢がかないますよ」とカレン・チョイさん(24)は言う。

 カレンさんは、アメリカ・バージニア州から、県教委西北教育事務所の英語指導助手として青森県に来て、一年半がたった。

 日本に興味を持っていた韓国出身の父親のえいきょうを受けたのが日本語を勉強するきっかけになった。学生時代には、函館にホームステイした経験もあり、青森ねぶたを見て、青森はとてもにぎやかな所だと思っていたそうだ。

 自然に囲まれた西北五地区の小中学校や公民館で英会話を教えながら、難しいがおもしろい津軽弁や、やさしい人々に支えられ、都会では経験できないことができる津軽での生活は、とても楽しいそうだ。

 今年八月にはアメリカに帰国し、自分の夢に向かって勉強を続けるという。どんな夢ですか、と聞くと「語学力を生かして、北朝鮮の慢性的な食糧難で困っている人々を手助けできる仕事につきたいんです」と目をかがやかせながら語っていた。

※写真は英語指導助手としてかつやく中のカレン・チョイさん


■ 楽しかったメイプル学習フェスタ

写真 【六戸町六戸小五年・五日市理沙】  六戸町の六戸小で昨年十一月十八日、メイプル学習フェスタが行われた。ほかの学校で学習発表会とよばれているような行事だ。

 第一部は、発表が行われた。一、二年生は昔あそびを、三年生は昔のおやつ作りをやって見せた。四年生は自然観察を発表した。五年生は高れい者のぎじ体験をして見せた。体が不自由になるような道具をつかって高れい者の気持ちをぎじ体験をした。六年生は、英語を使ってものを売ってみせた。

 第二部は、組曲「十一ぴきのネコ」に全校で取り組んだ。一、二年生はかわいらしい元気な声で、三、四年生は中学年らしい歌声で、五、六年生はきれいなハーモニーでうたった。  会場をおとずれたみなさんといっしょに、校歌や「もみじ」などもうたった。今年のメイプル学習フェスタは、楽しく過ごすことができた。

※写真は第2部で「雲においつけ」を歌う3、4年生


■ 小学生が町内の店で仕事体験

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「いっちょうあがり」。お客さまにそばを運ぶ商品を並べるのは難しくて大変
【浪岡町本郷小六年・小野志穂】  浪岡町本郷小学校の六年生十六人は十一月、町内の商店で、仕事体験をした。

 仕事の厳しさや、大切さ、それに仕事のやりがいを少しでも感じて、これから進む中学、高校生活をしっかり目標をもっておくれるように、という願いがこめられているという。

 本郷幼ち園の先生、にし富そば屋さんの店員、小山かし店でのケーキ作り、サンデー、イトク、本の王様、それにマックスバリュー、道の駅アップルヒルの店員にちょう戦した。

 仕事は、午前十時から午後二時までの四時間だけだったが、あいさつが大切なこと、お客さんに対する心づかい、工夫された商品のならべ方、万引きされるお店の苦労−などたくさんのことを学んだ。

 六年生全員は、学校に帰って口々に「仕事ってこんなに気をつかって、つかれるものなのかあ。大変だなあ」と感想を述べていた。それでも、今回の仕事体験は、教室では絶対に学ぶことができない、いい体験だった。
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紙しばいを読む。園児の真けんな目にきん張した荷物運びは重くて大変だなあ宅急便の伝票のあつかいは大変だ



■ 元担任の先生と久しぶりの対面

写真 【青森市新城中央小五年・伊藤遥、宮崎奈南、工藤秀治、松山彩音】  昨年十二月二十五日、青森市新城の西部市民センターで、同市新城中央小から同市篠田小に転任した坂本正子先生と、先生が受け持った元の四年一組全員が集まり、クリスマス会を開いた。先生との久しぶりの対面に、みんなとても喜んでいた。

 坂本先生は、怒るととてもこわいけれど、おもしろい話をたくさんしてくれる。先生のためにみんな朝早くから、お菓子づくりや会場のかざりつけをして先生のとうちゃくを待った。

 午後一時から始まったクリスマス会は、ゲームや、坂本先生がもってきてくれた駄菓子のくじ引きで楽しくもりあがった。ゲームは○×ゲーム、王様ゲーム、ビンゴゲームなどで遊び、調理係六人がつくったクッキーとケーキを食べながら遊んだ。

 最後に坂本先生が「みんなに会えてうれしい。とっても楽しかったよ」と言い、とても喜んでくれた。

 四年生の終わりに、クラスみんなでタイムカプセルを作り、十年後にあけることになっている。十年後、わたしたちは二十歳、先生は六十七歳くらいだ。そのときには、このクリスマス会をやったことをみんなで話をするにちがいない。みんなは「また先生と会えるのを楽しみにしている」と言っている。

※写真は、こどもたちと、なつかしい話をする坂本先生(中)


■ 「新しい出会いを求めて」をテーマに遠足

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【浪岡町本郷小六年・高木沙也香】  浪岡町の本郷小学校では、今年度も十月三日、「新しい出会いを求めて」をテーマに、全校遠足「目指せ、弘前城」を実施した。

 参加した児童は全校八十人。高学年をリーダーに、一年から六年までの六−七人の編成で、十二班に分かれて学校から、バス、電車のどれかを選んで弘前市に向かった。

 弘前に着くと、各班とも、あらかじめ自分たちで決めていたコースを、地図をたよりに徒歩で弘前公園を目指した。

 途中、エフエム・アップルウェーブに出演した班、教会を見学して神父さんとお話ができた班、北海道から来た老夫婦と出会って写真をとり合った班、町の人に道をたずねて知り合いになった班…など、すばらしい出会いをしながら、正午までに全員、弘前城本丸に無事ゴールした。

 遠足が終わって数日後に、出会った人たちから、手紙や写真が送られてきた。子供たちは早速、お礼の手紙を書いた。こうして「新しい出会いを求めて」は大成功だった。本郷小の児童たちは、今から、来年の遠足を楽しみにしている。

※写真上は、歩いている途中、見知らぬ人と出会い、いっしょにパチリ。写真下は、エフエム・アップルウェーブに出演している班


■ 和徳小で親切カルタ予選

写真 【弘前市和徳小六年・眞嶋朗晋】  弘前市立和徳小で一月七日、第二十二回新春親切カルタ大会の予選が行われた。親切カルタとは、ボランティアなどを題材にしたカルタで、三人一組で行う。この日は三十七人が集まり、十二チームが戦った。

 優勝したのは、竹内健城君、小山内比呂さん、小山内公希君のチームで、おしくも準優勝だったのは三浦進一朗君、内海優佑君、山中紀幸君のチームだった。この二チームは、本大会に出場できる。

 優勝した人たちは「今の気分は最高です。次の大会でもがんばります」と話し、準優勝した人たちは「決勝戦で負けてくやしいけど、次の大会ではこのくやしさをばねにして優勝したい」と言っていた。

※写真は、いっしょうけんめい戦っている子供たち


■ 新しい女鹿沢小の紹介

写真 【浪岡町女鹿沢小六年・対馬淳美】  浪岡町の女鹿沢小学校(小野信博校長)は、たくさんの思い出を残し、設備の整った新しい学校へ生まれ変わろうとしている。

 新しい学校は、これまでの学校の「勉強する場」というイメージではなく、「くつろげる場」というイメージだ。校舎の壁はクリーム色、屋根はグリーン。おとぎの国のような設計になっている。

 校舎の設備は、(1)音楽室はシャッターを開けると野外ステージになる(2)教室には壁がなく、廊下からも見える(3)給食は教室で食べるのではなく、ランチルームで全校一緒に食べる−などユニークだ。また、ランチルームは多目的ホールにもなり、地域の人々に開放される。

 旧校舎が解体される前に“さよならイベント”を計画。旧校舎の壁にみんなで絵をえがいてかざったり、タイムカプセルを埋め二十年後に開封する、というイベントもある。

 なかでも、今までの女鹿沢小の卒業生にも思い出として旧校舎の一部分を譲ってくれるそうだ。

 小野校長は「このような学校にしたのは、全校みんながふれ合う機会を多くしたり、地域の方々ともふれ合いを深めたいからだ。この学校を最大限に生かして学習活動をしていきたい。子供たちに工夫してもらい、いろんな使い方をしてほしい」という希望を持っている。

 新校舎への移転作業は二月十五日から始まり、二十日には新校舎での学習が始まる予定。私を含め全校児童は、その日を待ち望んでいる。

※写真は工事が進む女鹿沢小の新校舎


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