2001年1月29日(月) 東奥こども新聞 第4号 特集




■ 五戸町長に町村合併問題を聞く

写真 【五戸町五戸小六年・奥山成美】  五戸町役場に三浦正名町長をたずねインタビューした。私が五戸町の合併問題を町長に聞きたいと思ったのは、合併すると各市町村のいいところがなくなりそうで、いやだったからだ。

 三浦町長の話では、合併とくれい法があり、二○○五(平成十七)年三月までに合併する市町村は、ゆうぐうしてもらえるそうだ。

 どの市町村も国から、地方こうふ税をもらっていて、それが町の収入の七−八割にもなっているらしい。三つ四つの市町村が合併すれば、国の助けが増えるし、合併したときの、こうふ税額を十年間保障され、さらにその後の五年間も急には減らさないなど、町のために良いことがありそうだ。

 心配なことは、文化や伝統がちがったり、交流のない地域が合併してうまくやっていけるかどうか、ということだ。

 合併するとしたらどの市町村とするのかは、まず、五戸町と八戸市、次に五戸町と倉石村、新郷村の組み合わせ、がめやすだそうだ。

 三浦町長は「合併とはどういうものなのか、パンフレットを配ったりして五戸町の人にもっともっと知ってもらい、町の人の意見を聞いて進めていきたい」と話している。

※写真は合併問題について、奥山記者からインタビューを受ける三浦五戸町町長

■ むつ市の救急救命体制

写真 【むつ市第二田名部小六年・加賀正】  二十四時間人命を救うために、いつでも出動できる態勢をととのえている救急車。その中でも、高規格救急車は下北広域消防本部管内(四消防署、六消防分署)に七台、救急救命士が二十一人となっており、そのうちむつ消防署には高規格救急車が一台、救急救命士が五人いる。

 むつ消防署の木村さんと松橋さんに話を聞いた。

 同署では、昨年の救急出動件数が千二百三十七件あり、一日平均三・四件の割合で出動している。

 木村さんは「急病人に対する出動が一番多く、特に最近は高れい者が多くなってきている」と話してくれた。

 隊員は二十四時間、交替勤務についていて、消防署で待機しているときでも、訓練をしたり書類仕事をしたりするので、気が休まるひまがない。

 救急車には、三人の隊員が乗りこみ出動するが、松橋さんは「救急車が入れないせまい道があったり、住宅の二階からのはん送もあったりするので、三人だと大変なときもある」と話していた。

※写真は救急救命士の松橋さんから高規格救急車内部の説明を受ける加賀記者

■ 郵便が家に届くまで

写真 【五所川原市藻川小六年・加藤美里】  年賀状や郵便がどうやって届くか知りたくなったので郵便局に行って調べてみた。

 まず、ポストに手紙を入れたら、決まった時間に集めにくる。このとき、ポストの袋を代える。

 ポストには必ず所在地や手紙を集める時間が書いてある。目が見えない人のため点字でも書かれている。

 次に、切手がきちんとはってあるか調べる。調べたら、その証拠に日付印を押す。

 次に、郵便番号を見てくわけする。そのとき、郵便番号を書いていないと作業がおくれ、困る、という。

 くわけが終わったら、行き先別に専用の入れ物に入れる。しかし、その入れ物だけだと行き先が分からないので、行き先が書かれた「札」を入れ物につける。

 郵便を配達する人は自分が配達する順番に手紙を並べる。配達することで気をつけていることは「手紙をよごしたりしない、まちがった配達をしない」ことだそうだ。

 配達する人が困っていることは「郵便の受け箱がないことや犬のはなしがい」だそうだ。こういうことで配達できないこともあるそうだ。

※写真は郵便の仕分け作業をする郵便局の人たち

■ 東奥日報ができるまで

写真 【青森市堤小五年・工藤里仁】  青森市の東奥日報社は毎日、朝刊と夕刊をとどけている。新聞ができるまでを東奥日報社で見てみた。

 青森市に初めて新聞社がつくられたのは一八七七(明治一○)年で、社名は北斗新聞だった。しかし、北斗新聞は百号で廃刊、代わって青森新聞が一八七九年にできた。その後いくつかの新聞社がつくられたが、東奥義塾創設者の菊池九郎が一八八八年十二月十六日、東奥日報社をつくった。

 新聞は、たった一部つくるだけでもそうとうな人数や機械などがいる。東奥日報社で働いている人は約四百八十人。その中で、外勤記者は約八十人だ。

 東奥日報ができるまでをのぞいてみた。まず、記者がさまざまなニュースをワープロで打って、電話回線を利用して本社に原稿をおくる。出稿責任者は原稿をチェックし手直しする。これをデスク作業という。

 各地から送られてくる原稿などすべてのデータは、ホストコンピューターという機械がたくわえる。ホストコンピューターは、新聞づくりの頭脳だ。

 このあと原稿は整理部というところで見出しやレイアウトを決める。写真の大きさも整理部が決める。このレイアウトをもとに、オペレーターがコンピューターの画面を見ながら、紙面を組んでいく。

 組み終わったら製版機で刷版をつくる。刷版は新聞を印刷する原版となる。そして印刷機にセットする。印刷機は一分間に千部というスピードで印刷し、できあがった新聞はビニールをかぶせられ、ひもでしばられる。そして、トラックにつまれ、新聞販売店へ行き、みなさんの家に届く。

 昔は新聞作りのほとんどを手さぎょうでおこなっていたが、今はほとんど機械でおこなっている。

※写真は刷版を印刷機にセットする東奥日報社の印刷部員


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