| 2000年8月28日(月) |
![]() | 第3号 |
【青森市戸山西小六年・齋藤桃子】 青森市駒込にある養護老人ホーム「藤ホーム」では近年、休日などにおとずれる小学生らの“小さなボランティア”が増え、お年寄りとふれ合っている。小学生らは、部屋にいるお年寄りや、ろう下にすわっているお年寄りと、話をしたり聞いてあげたりしている。お年寄りたちは楽しそうだ。中には、ねぶたばやしの笛をふく人や、いっしょにカルタやゲームをする人もいる。 “小さなボランティア”の一人は「遊ぶだけでもボランティアになるのでいい。お年寄りとふれあえてうれしい」と話していた。 藤ホームの寮母さんは「最初、勉強で二、三人来ていたが、今ではたくさんの子供が来るようになった。お年寄りの心をいやす一つになっている」と言う。 藤ホームに入所して二十二年になる千代谷まささんは「一年中、花見など小学校のようにたくさんの行事があって、楽しめる。月一回の買い物が楽しみだ。多くのお年寄りと親しくでき、いやなこともない。不自由でない。毎日が楽しい」と話している。 “小さなボランティア”が来ると、いつもはあまり話をしないお年寄りも、子供たちと話している、ということで、藤ホームでは「これからも、小さなボランティアが増え、笑顔のお年寄りが増えることを期待している」と話している。 ※写真は暑さに負けず笑顔の右から千代谷さん、山岸さん、川起さん=藤ホームで
【むつ市第二田名部小六年・加賀正】 ドアに「二十四時間ホームヘルプサービス」と書かれた車が、むつ市内を走っている。この車には、むつ市社会福祉協議会のホームヘルパーが乗り、午前四時から午後十一時半まで三交替制で、お年寄りの家を訪問している。同協議会には現在、二十二人のホームヘルパーがいる。ヘルパーになった動機を聞いてみたら「看護婦さんにやさしくしてもらい、自分もそのような、人の役に立つ仕事につきたいと思った」「自分の親の役に立つことができると思った」など、周りの人のことをよく考えている人たちばかりだった。 週二回、二人のヘルパーに入浴介助を受けているお年寄りの家を、ヘルパーにに同行してたずねてみた。お年寄りは「一番の楽しみは、おふろ。ヘルパーさんには世話をかけるね」と話し、涙を流していた。 ※写真は入浴のあと、お年寄りにパジャマを着せてあげるヘルパー
この日、八戸市吹上小の五年生十人が、ボランティアとして参加した。同小はこれまでも、おむつたたみなどのボランティア活動をしてきた。ほかに何ができるのだろう、と病院の小野指導室長に相談したところ「おむつたたみだけがボランティアじゃないよ。障害者の人に顔を見せるだけでもいいんだよ」とおしえてくれた。 そこで、鑑賞会のとき、障害者の方々の車いすをおしてあげたり、日よけのパラソルを持ってあげたりした。 山車やとら舞を見て、元気に笑うなどとてもにぎやかだった。おもしろがって手をパチパチたたく人もいた。“とら”にかじられ、にこにこ笑う人もいた。 最後に、一人ひとりみんなで山車の小だいこをたたいた。かた手でばちを二本持ってたたく人や、両手にばちを一本ずつ持ってどうじにたたく人もいた。人の手をかりなくてもうまくたたける人もいた。 たいこをたたきおわると、ボランティアの小学生が、車いすをおして病室へ帰った。病室にもどってからも、みんなまだうれしそうににこにこ笑っていた。 ボランティアに参加した中村麻美さんは「すごくきんちょうしたけれど、うれしそうな顔を見て楽しい気持ちになった」と話していた。 この取材を通して、ボランティアは何か特別なことをしてあげることだと思っていたが、自分でできることを進んでやることが大切なことが分かった。紙芝居、絵本の読み聞かせ、歌をうたってあげたり、いっしょに遊んだりすることができると思う。病院でのクリスマス会やえんぶり観賞会に、学級のみんなを誘ってボランティア活動をしてみたい。 ※写真(上)は車いすをおす吹上小の児童 ※写真(下)は三社大祭の山車の小だいこをたたいて楽しむ障害者の方々
【青森市浪打小五年・佐々木香織】 青森市立ときわ保育所に、中学生ボランティアが来ている、と聞いたので七月二十八日に取材してみた。この日は約十人が来ていた。最初に会った三人に、ボランティアは楽しいか、と聞いたところ三人とも「楽しい。子供たちと楽しく遊べるから。いろんな人と話したり遊んだりできるから」と答えた。 保育所の中で、アイロンをかけているボランティアがいた。なぜアイロンがけをしているのか聞いたら「自分からすすんで」。マットを運んでいる人に同じような質問をしたら「しょうらい、このような仕事につきたいから」という答えが返ってきた。 午後、ボランティアの人たちは、牛乳パックや新聞紙で、卓上ごみ箱を作っていた。 須藤所長は「ボランティアが来てくれて助かっている。子供と遊んでくれるし手伝ってくれる。さまざまな準備やあとかたづけにもがんばってくれる。いっぱんの人や高校生の人からもボランティアの申しこみがある。ボランティアは、いろいろな仕事を見ることができるため、しょうらい仕事を決めるとき役立つ」と話してくれた。 ※写真は砂場で子供たちといっしょに遊ぶ中学生ボランティア
【八戸市鮫小六年・小西芳】 八戸市の鮫小では昨年度から、アルミ缶などを集めて車いすとこうかんし福祉施設に贈ろうという活動に取り組んでいる。この活動は、JRC委員会(少年赤十字)が中心になって始めた。その動機は「老人ホームを訪問してみて、私たちも役にたちたいと考えた。アルミ缶を集めると車いすにこうかんできることを知ったので実行にうつした」という。 今年も同委員会は毎週水曜日の朝、学校の玄関に立って、全校児童が持ってきてくれるアルミ缶を集めている。同委員会は、ポスターを作ったり、校内放送やJRCだよりを発行し、アルミ缶の回収を広くよびかけている。 当初は、アルミ缶と車いすを直接こうかんしてくれる業者を選んで活動していたが、昨年の秋ごろ、その業者が活動をやめることを知らせてきたので、新たな業者を探した。その結果、アルミ缶をお金にかえてくれる業者を見つけた。 「目標!車いす代金」ということでがんばった結果、今のところ約二万円が集まった。「アルミ缶を早くたくさん集めて、車いすを施設に贈りたい」と委員ははりきっている。 ※写真は車いすを施設に贈ろう、とアルミ缶集めにがんばっているJRC委員会の委員
【六戸町六戸小六年・関川陽子】 六戸町では毎年、夏休みを中心に、子供たちがボランティア活動に参加できる多くの機会をもうけている。このため、夏休みにボランティア活動をする子供が多い。六戸町社会福祉協議会の馬渕紀子さんにボランティアについて話を聞いてみた。子供のボランティア活動の主な内容は、幼稚園、保育園や、お年寄りの施設での手伝いなどがあり、自分で選ぶことができる。他の市町村でも同じような活動をしているが、たいていは町内の施設に限られており、六戸町のように他の市町村にまで活動の範囲を広げているのは、たいへんめずらしいそうだ。 平成七年の開始以来、参加者が増えており、今では年間百六十人をこえる子供たちがボランティア活動に取り組んでいる。 まだ中、高校生の活動がほとんどで、私たち小学生が参加できる機会は少ないが、老人福祉センターなどで、楽しみながらボランティアを体験することができる。今後も、人と人の心がふれあい、ボランティアの心が芽生えることを願う。 ※写真は六戸町社協で、どのようなボランティア活動をしたらいいのか教えてもらっている児童たち
【三沢市木崎野小六年・盛田麻美】 四月から始まった介護保険制度で、市民の様子などが変わったのか、三沢市の鈴木重令市長に聞いてみた。市長は「だいぶ変わって、よくなりました。このまま、こういう制度をもっと発展させていけばいいと思っています」と話し「足の不自由な方々は、ちょっとした所でつまずくので、歩道をできるかぎり歩きやすくととのえたい」と述べた。 また市長は「温泉に入りながら海が見られ、休むときも海が見られる、海水を利用したケアハウスを海辺につくりたい。きっと心がいやされると思う」と熱っぽく主張していた。 介護保険制度は、六十五歳以上の人が一人で生活出来なくなり、家族も介護できないとき、ホームヘルパーなどの人が介護する制度。病院に入っている六十五歳以上の人は、治療費の三分の一を自分で支払い、残りを市町村が負担する。その財源は、四十歳以上の人が市町村に払ったものをあてている。 ※写真は三沢市福祉老人課職員を取材する盛田記者
【三沢市木崎野小六年・冨田芙美恵】 百石町一川目地区に特定非営利活動法人「わっしょい」が年内に完成する予定だ。 「わっしょい」は、介護保健事業による、通所介護事業(デイサービス)を行う施設だ。 「生きがい」「ふれあい」を目標に近りん市町村のお年寄り、障害者を地域でたがいに支え合い、心豊かに暮らしていくことをモットーにしている。 施設長の山田美恵子さんは「自分の親も安心してまかせられる、また行きたい、と思わせる施設にしていきたい」と話している。 「わっしょい」のしき地面積は約六百八十六平方メートル、建坪二百六十四平方メートル、収容人数二十人、スタッフ八人。オープンに向けて着々準備が進んでいる。 |