| 2000年1月31日(月) | ![]() | 第2号 |
【青森市浪館小六年・和田卓也】 大気汚染対策について、青森地方気象台と各自動車販売会社をたずね、現状や取り組みを聞いてみた。「対策は一人ひとりが心がけていくことが大切だ」「足元から取り組むことが必要だ」と教えてくれた。青森県は大気汚染についてどのような状況にあるのだろうか。地球温暖化に目を向け、気象台に聞いてみた。それによると「温暖化は、大気中の二酸化炭素の増加で大気がふとんの役目をし、地球が暖かくなってしまうことだ。青森市にしぼってみると、都市部より郊外の気温が低いことから、都市化が温暖化の原因といえる」という。 グラフをみると、青森市ではこの百年の間に○・九四度も年平均気温が上がっている。人間の生活向上で二酸化炭素の濃度が上がり、それが気温の上昇につながったことについて、気象台は「(温暖化は)結局は人間のわがままから起こってしまったこと。一人ひとりが心がけていけばよいのではないか」とアドバイスした。 一方、車社会の現代では、大気汚染の原因となる二酸化炭素やチッ素酸化物の排出量をおさえる低公害車はあるにはあるが、種類が少なく普及率が低い。そこで、各自動車販売会社に低公害車への取り組みを聞いてみた。 ヤナセ青森の津島さんは「環境問題に関しては、世界規模で取り組んでいる。低燃費、低公害の車が開発途中だ。実現に向けて努力している」。DUO青森東の大渡さんと名久井さんは「廃棄物は処分するよりリサイクル、リサイクルするより減らす、減らすより出さない−の原則に基づいて活動し、成果を上げた。子供や孫たちが安全な地球環境を引き継ぐことを願っている」と語った。 またホンダベルノ青森の田沢さんは「国をあげてがんばっているのはドイツ。例えば、信号待ちのときは、アイドリングをストップしている。環境汚染対策は、自分の心から生まれ育っていく。さあ、足元からだ。まずは、足元から」と話していた。
<モデル事業進める青森市>
【青森市浪打小学校五年・川村佳子】 青森市役所市民生活部清掃管理課リサイクル推進係の工藤晴久さんに、ごみの分別とリサイクルについての話を聞いた。青森市で一年間に日常生活から出るごみは約十七万トン(アスパム約十七杯分)となっている。このまま、ごみが増え続けると、最終処分場がなくなるし、ごみ処理にかかるコストも上昇し、地球の限りある資源(石油・石炭・鉱物資源)などもなくなってくる。そこで私たちにできることは、資源として回収できるものはリサイクルにまわして、リサイクル製品を積極的に利用、ごみをできるだけ減らして、環境に配慮した生活を心がけることだ。 リサイクルするための分別収集が青森市内のモデル地区で始まっている。分別収集とは消費者、市町村(自治体)、事業者が協力してリサイクルすること。消費者は資源物を種類ごとに分別し、決められた日に決められた場所へ出す。出された物を市町村がきちんと回収して、リサイクルをしやすいかたち(状態)にする。そして市町村から引き取った物を事業者が、もう一度使えるように(再生品化)する。このくりかえしが分別収集の流れだ。 モデル地区では「スチール缶・アルミ缶」「ビールびん・一升びん」「ペットボトル」「紙パック」「段ボール」「新聞紙・広告」「ざっ誌・紙箱・包そう紙」の七種類の分別収集が行われている。アルミ缶は、なべや建材の材料、そしてまたアルミ缶に、スチール缶は健在、そしてまたスチール缶にリサイクルできるので、リサイクルに出してほしいという。 缶をリサイクルに出す時は缶の中にたばこなどのごみを入れず、きちんと中をゆすいで水を切って出す。ペットボトルもきちんとゆすいで水をきり、かさばるのでつぶして出してほしいと言っていた。 今、問題になっているのは集積場所のかく保や、ごみを捨ててはいけない日に出している人のこと。それに集積場所をごみ箱のようにあつかっている人のことだ。また住人に守ってほしいことは、出し方の決まりや、分別収集がごみではなく資源回収だということを意識して、正しい出し方をすることだという。 それから新聞、ざっ誌を結ぶ時は、紙ひもを使ってほしいそうだ。ビニール袋やビニールひもは燃えるごみなどになり、リサイクルできないからだ。また、使ってすぐ捨てるような物ではなく、なるべくずっと使えるものを使ってほしいという。 今、分別のやり方が話し合われていて、冬の収集についても考え中だ。青森市は平成十三年度には市全体で分別収集をする予定だ。 ※写真は、話しを聞いた工藤晴久さん。手にしているのは新聞などをしばるときに利用してほしい紙ひも <全校あげて空き缶集め>
【五所川原市松島小六年・寺田清枝、伊藤麻依子】 五所川原市の松島小学校は昨年九月二十八日から、環境保護と募金のため空き缶リサイクル活動をしている。空き缶は、ボランティア委員会が中心になって集めている。空き缶は一キロ五十円になる。同小は百キロを目標にしている。こうしてためたお金は、募金につかうことにしている。 ボランティア委員会の委員長は「はやく目標をこえたい。また、募金があつまり、環境がよくなってほしい。そのためには一人ひとりの努力がひつようだと思う」、また担当の先生は「児童が中心となり、資源を大切にする心や自分たちが住む地球を愛する心を育てている」と話している。 ※写真は、みんなが強力しあい空き缶を集めている松島小 <弘前市に「ごみ12分別」を聞く>
家庭から出るごみの、容積比で約六〇%、重量比で約二五%を容器包装はいき物が占める。これらを再利用・再商品化してごみを減らし快適な生活環境をつくるためリサイクル法がスタートする。ポイントはすべての人に明確な役割をになってもらい、効率のよいリサイクルシステムをつくり出すことにある。 ごみは現在三種類だが容器包装ごみが新しく九種類加わり、十二種類になる。 缶は飲み終わったら軽くゆすいで、とう明な袋に入れてだす。アルミ缶とスチール缶は機械で分別できるので一緒にまとめて出せる。びんは飲み物や食べ物が入っていた物に限り、ふたを取り中を洗って無色、茶色、その他の三種類に分けて透明な袋に入れて出す。無色と茶色は再びびんの原料になり、その他のびんはタイルなどの原料になる。紙パック、段ボールは開いてしばって出す。ほかの紙は洗うか、ふいて袋に入れて出す。ごみを洗う機械がないので私たちが洗って出さないといけない。ペットボトルも中を洗いふたを取って出す。 また、ごみ収集は七通りになり、それぞれ別な袋で出す。四種類のごみを出す日もある。缶、びんなどは月二回、紙パックや段ボールは月一回収集する計画だ。収集車は一台で二種類のごみを回収できるようになっている。 弘前市環境保全課の菅野さんは「これから配布される『ごみ辞典』を見て、決められた日にルールを守ってごみを出し、限られた資源を大切にしてごみを減らしましょう」と話している。 【弘前市第二大成小学校五年・小枝真貴子】 弘前市は今年四月からごみの分別が十二種類になる。その理由について弘前市役所市民生活部環境保全課の菅野洋さんに話を聞いてみた。 これまでの三種類の分別では、ごみを燃やした時に発生するダイオキシンや埋め立て地の確保が、全国的に問題になってきたので、今年四月から国の「容器包装リサイクル法」の対象範囲が広がる。それに対応するためだという。 何種類になるかは、市町村によって、分別する機械があるかどうかで決まる。今、弘前市にはびんの色を分ける機械などがないため、色別に分けて出さないといけない。それで種類が増えた。色分けなどのできる機械があると、消費者が分けて出さなくてもよくなるとも言っていた。アルミ、スチールなどは分ける機械があるため、分けなくてもよい。 容器包装リサイクル法の容器と包装というのは、製品を包んでいるもののことで、たらいやバケツも容器だが、そのものじたいが製品だから、今まで通り、燃やせないごみや金物ごみに出すことになる。 ちなみに市役所で十二分別にしてやってみたとき、なにか問題はなかったか聞くと「空き缶は洗って捨てることになっているのに、一人でも洗っていない人がいると、そこから残った液がほかの洗った缶にうつってしまうから、洗って捨てるようにしてほしい」と言っていた。 【弘前市文京小六年・福士春香】 弘前市で今年四月から十二種類になる、ごみの分別収集について、弘前市環境保全課の菅野洋さんに話を聞いた。 この収集方法は今年四月から対象範囲が広がった「容器包装リサイクル法」によって実施されるものだ。市では市民の理解と協力を得るために、各町会でPRビデオを利用した説明会を行った。それに加え、ごみの出し方を細かく表示した分類事典、もっとも適している無色とうめいのごみ袋二十枚ずつを配布する予定だ。ごみ袋が黒っぽく、中が見えない状況の場合は、収集内容に合っていなければいけないので、そのまま置いていく場合もある。それを減らすためにも、無色とうめいのごみ袋は、もっとも適しているのだ。 市民からは、分別収集をやってほしいという要望が多かったのだが、説明会を行い、十二種類という分別の多さを知り、多すぎて覚えられない、などという声も少なくなかったという。 「みんなが良い生活をするには、市民一人一人の協力が必要なのだ。菅野さんは十二種類という多い分別だけれど市民一人一人、みんなに協力してほしい」と話していた。 <本や古着を再利用>
【板柳町小阿弥小五年・神山奈々美】 本や古着などがどのようにリサイクルされているのかを知るため、五所川原市の書店と、藤崎町にあるジャスコをたずねてみた。五所川原市の書店では、物を大切にしてもらうため四年ぐらい前から、本とCDのリサイクルを始めた。並べられている本の中には、昭和五年の国語学史や昭和十八年の源氏物語など非常に古い本があった。 本を売りにくる人は二十歳代が多い。古書を買いにくる人は、文芸書が四十−五十歳代、コミック本は学生が多い。本のねだんは店が決めている。高いねだんがつくのは全巻そろっている全集だ。同店では太宰治全集を六万円で売ったことがあるという。 利用者は、口コミで増えている。本を売るとき大切なのは、カバーをとらないこと。店員は「まだ使える物は、次の人に気持ち良く使ってもらいたい」と話している。 一方、ジャスコ藤崎店は古着をリサイクルしている。不用な衣類を洗濯かクリーニングに出してきれいにしてから買い物袋に入れて専用のボックスに入れるだけだ。同店では牛乳パックやアルミ缶も回収している。牛乳パック六枚からトイレットペーパー一巻、食品トレイ十八枚からペンケース一個、アルミ缶二本から油はねガード一枚ができる、という。 板柳町では今年四月一日から、資源ごみを分別収集するため、ごみの分け方、出し方が変わる。町民生課の成田さんは「ごみ分別の説明会に町民が半分ぐらいしか参加しなかった。町民が協力してくれるかどうかすこし心配だ。地球を守るためにはリサイクルし、ごみを減らすことが必要だ」とよびかけている。 ※写真は、古着を回収している専用ボックス。ふくろいっぱいに古着が入っている=ジャスコ藤崎店
【新郷村戸来小六年・松森勇気】 平成十二年四月から十和田地区清掃事務組合(十和田市、十和田湖町、六戸町、下田町)と五戸地区広域事務組合(五戸町、倉石村、新郷村)が、家庭などから出されるごみ(一般廃棄物)処理部門で広域統合する。十和田地区の場合、十四年度以降適用のダイオキシン濃度の新基準はクリアしているものの、焼却炉の老朽化が進み、稼働率が低下したため改修を迫られている。 一方、五戸地区の焼却炉二基は平成四年につくられたものの、ダイオキシン濃度の新基準を満たしていない。 二つの事務組合が一本化することで、十和田地区は改修工事中、五戸地区の焼却炉でごみ処理をすることにより、新しい焼却炉を建設しないですむ。 五戸地区は改修後、十和田地区にごみを搬入することにより、ダイオキシン対策のための多額の費用をかけなくてすむ。以上の理由から、ごみ処理の広域統合となった。 十和田地区の改修工事は十四年に終了する見込みだ。これにより、五戸地区の現在稼働している焼却炉は廃止。五戸地区の住民はより細かいごみの分別を行うことになる。 九年十一月から十年十月までの十和田地区のごみ搬入量は二万八千五百七十一トン、五戸地区は八千百四十五トンだった。 五戸地区広域事務組合に家庭でできるごみ処理のしかたがないか聞いてみたところ「家庭から出る生ごみは、コンポストなどを使って処理してほしい」とのことだった。盆すぎに出されるごみはスイカの皮など水分をたくさん含んだものが多いため、最も燃えにくいという。 ※写真は、平成12年4月、ごみ処理部門が統合となる五戸地区広域事務組合清掃センター
【五戸町五戸小六年・村上優子】 五戸町のごみ処理の費用は、町の予算全体の五%をしめ、町民一人当たりの負担額は約一万六千七百円となっている。五戸町役場・五戸地区広域事務組合に聞いて分かった。平成十年度の五戸町のごみ処理にかんする費用は、ごみ収集運搬委託料約三千六百五万円、五戸地区広域事務組合負担金(清掃センター)約二億七千八百七十二万円のほか、ごみ収集場所環境整備事業費補助金、生ゴミ処理容器購入費補助金などで、町民一人当たりのごみ処理負担額は一万六千七百五十三円ということになる。 五戸町の予算額七十六億円の約五%にあたる。支出が一番多い五戸地区広域事務組合では、一日に可燃物三十トン、不燃物十トンの合計四十トンを職員十人が、八時間をかけて処理している。 また、ごみを処理するときは、ダイオキシンの発生量をおさえるため、しょうきゃくろ内の温度を九二○度に保つようコントロールしている、という。 しかし、ダイオキシンのほかにも排ガスや細かいちりやほこりが出る。このため、水をきりのようにふきかけて排ガスの温度を下げたり、高い電圧をかけて細かいちりやほこりをとりのぞき、えんとつからはきれいな水蒸気だけが出る仕組みになっている。 同組合施設班長の村上英司さんは「施設が、町のど真ん中にあっても、けむりやにおいなどの問題がおきないくらいの注意をはらっている」と語っていた。 ※写真は、ごみの発生量がだんだんふえて、ごみ捨て場に収まらなくなっている様子=五戸町で
【大鰐町蔵館小五年・羽賀香織】 ペットブームで犬を飼う人が増えている。一方、ぎゃく待されるなどかわいそうな目にあっている犬も多くなっているようだ。そこで、犬を飼うとき気をつけなければならないことなどを動物病院や保健所で聞いた。■みかみ動物病院(三上院長、弘前市)で ▽最近の犬の病気は1中毒など胃腸障害2フィラリア3交通事故4皮膚病5糖尿病などの現代病−が多い。中毒は除草剤や消雪剤などをなめるのが主な原因。散歩のとき気をつけてやることだ。フィラリアは予防薬を飲むことで完全に防げる。現代病は、高タンパクや高カロリーの食事を与え過ぎなければ防げる。 ▽犬を飼うとき気をつけなければならないことは、まず目的をはっきりさせること。そして、犬が大人になったとき、どのくらい大きくなるのか知っておく必要がある。自分が留守のとき世話をしてくれる人も必要だ。一番大事なのは最後まで責任を持って飼えるかどうか、飼い主が亡くなったとき残った人が面倒をみられるかどうか、だ。ふんの始末はきちんとすること。最低、以上のことを守らなければならない。 ■弘前保健所で ▽保健所につれてこられた犬は最低三日間おりの中で育てられる。子犬の雄は「引き取りたい」という人と面会した後、もらわれていく場合が多い。その他健康な犬は大学病院など研究や実験に使われるため払い下げられる。引き取り手がない犬は薬殺後、焼却処分される。 ▽犬を飼うときは、登録と狂犬病の予防注射を必ずすること。栄養のバランスがとれた食事を与え、住む所をきちんと作ってやること。せいけつにし、冬は寒くならないようにする。ワクチンやフィラリアの予防薬を必ず飲ませることが必要だ。そして散歩をさせ、最後まで責任をもって飼うようにしてほしい。 ※写真は、保健所に連れてこられたペット犬
【五戸町五戸小五年・才神真理子】 不用犬、すて犬、または野犬などが保健所に引き取られている。保健所に連れていかれるとどうなるのか知りたくなり、八戸保健所をたずねた。同保健所の調べによると毎年、約千七百ぴきの犬が飼い主の都合で飼えなくなり、連れてこられたりほかくされたりしている。そのうち約八割が引き取り手がなく、三日から七日ぐらいで処分される、という。また、飼い主が連れてきた犬の七割が、たくさん生まれて不要になった子犬だそうだ。 保健所環境衛生たんとうの職員は「動物とのふれ合いにより、子供たちに命の大切さを学んでもらいたい。そのためにも飼い主は一度飼ったら捨てることなく最後までかわいがってほしい。また、狂犬病の予防ちゅうしゃは必ず受けてほしい」と話していた。 ※写真は、八戸保健所に引き取られた犬たち
【青森市原別小六年・小笠原綾香、鹿内里香】 最近、家庭や学校、町会などでガーデニングがブームになっているが、花や緑が人にどのようなえいきょうを与えているのか、平内町夜越山森林公園でサボテン・洋ラン園を開いている山口繁治さんに話を聞いてみた。【小笠原綾香】 雪山の中に大きな温室がたくさん並んでいる。中には、いろいろな木や花。外の空気とは、まるでちがう暖かな世界がそこにあった。ここにはどんな植物があるのか山口さんに聞いてみた。 「おもにサボテン、多肉植物、洋ランを育てている」と山口さん。一年間に約十万人がおとずれるが、お客さんの反応について「日本国内にはない、いろいろな外国の木や花がここにたくさんあるのでとても喜ばれている」と言う。 花や緑がなくなったら地球はどうなるのか、という質問に対しては「人間が一番こまることになる。なぜなら、花や緑は、酸素を作り出しているからだ。人間たちの都合で山や森を次々こわしてしまって、緑がだんだんなくなれば、もともとの地球の姿がくずされて、その見返りが必ずやってくる。もうすでにはじまっているかもしれない。人間がこれから何をすべきか、考える時期に来ているだろう」と語った。 【鹿内里香】 ハウスの中には、色とりどりの花が咲き、緑も豊かで、外が冬だということをすっかり忘れてしまいそうだ。 これらを育てるのにどんなことに気をつけているか、また苦労があるのか聞いてみた。山口さんは「基本的には温度管理、栄養ほきゅう、水分。環境がきょくたんに変わらないように急な温度変化には十分気をつける。植物たちの生命維持にさいしんの注意をはらっている」と答えた。また、ハウス内には、ここちよい音楽が流れ、それも植物の成長に役立っているのかもしれない。 花や緑が人に与えるえいきょうは何か、という問いには「花や緑のある自然の中で育つのは非常に大切なことだ。豊かな気持ちがやしなわれるからだ。子供たちが学校であばれたり、ナイフを持って人を刺したり、というすさんだ事件も起こらないはずだ。花や緑には、人間の心をなごませる、優しくさせる、そんな力が大いにある」と語った。
【弘前市文京小六年・小山内怜香】 弘前市は、放置自転車対策に真剣に取り組んでいる。そのきっかけは、市に寄せられた一通のはがきだった。そのはがきには、こうつづられていた。 「仕事で弘前に通っている者ですが、弘前駅前の、歩道上の乗り置き?自転車のひどさに筆をとりました。駅前派出所から百メートル足らずの間は、歩道の半分以上を自転車が占領し、片や店の看板が置かれ、やっと歩ける状況です。観光地弘前の顔としては、恥ずかしい限りです。秋田市や盛岡市の駅前を見ても、放置自転車は見られませんヨ。地下駐輪場ができてもモラルの低い状態です。是非一度、市長自ら歩いてみてください」 はがきがきっかけとなり、二−三時間放置していた自転車には警告札をはり、それでも二−三時間以内に移動させない場合は、市が城西大橋下放置自転車保管所に撤去するようにした。さらに、市役所の市民生活課交通安全対策室は、自転車の持ち主に、引き取りに来るようはがきを出す。持ち主は、自転車なら二千円、原付バイクなら三千円の撤去保管費用を払い、保管場所に引き取りに行かなければならない。返還期限をすぎると換価処分され現物での返還はできなくなる。 弘前駅前に完成した地下駐輪場は、一日百円、一カ月二千円、三カ月五千円で駐輪できる。しかし、駐輪場に自転車を置いたまま、期限がきても取りにこない人がいて、新たな問題となっている。 このほか「弘前駅前だけ整ってもだめだ。弘前市全部、いや青森県全部で、放置自転車問題の対策を活発にやらなければならない」という声が聞かれる。 ※写真は、城西大橋下放置自転車保管所に保管されている放置自転車
【青森市筒井南小五年・佐藤彩花】 県内の川がどんな様子なのか、県立郷土館学芸課の太田正文さんと県環境生活部環境生活課の奈良忠明さんに話を聞いた。県内の水はいくらでもあるわけではなく、森林皆伐のせいで山にたくわえられている水が少なくなっているという。その水が不足すると飲料水が足りなくなったり、農村部では農業用水が、都市部では生活用水・工業用水が足りなくなる。 川がよごれている原因として生活排水や工場排水、ごみが捨てられることなどがある。生活・工場排水を直接川へ流さぬよう下水道を整備しているが、油の場合は分解しにくいため、各家庭で台所に流さぬよう心がけてほしいという。 お年寄りが子どものころ泳いで遊んだ、美しくきれいな川にもどすことは可能だが、災害の問題もあり、非常にむずかしい面がある。「もしももどせるなら、住民の意見を聞きながら昭和三十年代ごろにもどしたい」と話している。 また環境を大切にしていくためには「自然の仕組みを知った上でダメージをあたえぬようにする。小さな事から自分で進んで実行するよう心がける。やれる事からやるのが今、美しく、きれいな川にもどすための一歩」と話していた。 ※写真は、おせんが心配される堤川
【三沢市古間木小五年・山内満里奈】 三沢市を流れる古間木川は、ごみがうくなど下水のようなきれいでない川だ。泳いだり、つりをするなんてとてもできないが、昔のことを知る人に聞いたら「昔はヤマメなどがすんでおり、魚たちがたまごを産んでいくほどきれいな川だった」という。その川がきたなくなった原因については「家庭から出る、はい水などでよごれている」という。 私の周辺の人たちに古間木川をどんな川にしたいのか、と聞いてみた。その結果「泳げる川にしたい」「魚がいっぱいいる川」「きれいな川」「水菜やセリが育つ、昔の川がもどってほしい」などの意見が聞かれた。私もそう思った。 ※写真は、生活はい水が流れこんでいる古間木川
【下田町木ノ下小五年・塩川剛史】 下田町の間木公園は、昭和三十九年ごろから白鳥が来るようになり、今では白鳥の飛来地として知られ、白鳥を見におおぜいの人が来る。だが、このところ年々飛来数が減ってきている、という。白鳥は、昨年十月十日に飛来し、三月いっぱいまでこの公園で過ごす。年々白鳥の数が減ってきている原因について三代目管理人の蛯名さんは「白鳥は飛来して三日間は静かにねむり、その後、人が与えるえさではなくマコモなど水生植物を食べる。しかし、ここは水が深いため、えさになる水生植物が増えない」と分析している。 見物に来る人は多い。だが「丁寧にえさをやっている人もいるが、つりざおでいたずらをしたり、大きな音でおどしたりする人がいる」と蛯名さんは、見物する人はやさしくするようよびかけている。 蛯名さんは「水をきれいにしたり、水深などをかいぜんし、自然のえさを増やし、たくさんの白鳥が飛来する公園にしたい」と話している。 ※写真は、間木堤に飛来した白鳥
【三沢市木崎野小六年・田中修平】 下田町の間木堤では、昨年十月十日から飛来してきた白鳥たちが、羽を休めている。現在四百羽いるが、三月末には七百羽ほどになる。 かつては一千羽ほど飛来していたが、堤周辺の工事によって、えさになるマコモが減少し、その数も七百羽ほどに減ってきている。 この間木堤にはミコアイサ、ヨシガモ、オオタカ、オジロワシなどの珍しい鳥がたまに飛来することから、今年も全国からカメラマンや観光客がたくさん訪れている。 間木堤の鳥たちに三十七年前からえさをあげ続けてきた白鳥おじさんの三代目蛯名幸政さんは「ここに飛んでくる白鳥が、釣り糸や釣り針などでけがを負い、毎年二十羽も死んでしまうのが残念。けがが回復し、再び飛び立って行ってくれることがうれしい」と語っている。 今年三月四日、青森県で初めて、日本白鳥の会議が下田町で開かれる。 ※写真は、間木堤に飛来している白鳥と見物客 |
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